犬が2匹いる家は、2匹の関係性を見るのも楽しみの一つです。大好きな白桃を食べられると思ったら、隣の犬に食べられそうになり、「えぇ!?そっち!?」というパグの表情がまるで人間のように見える写真がツイートされています。コメントでは、「いぬ!!?」「めっちゃ立ってる」「貫禄が違うな」などと表情もさることながら、2本足でしっかりと立っているのがすごいと盛り上がっています。飼い主のよこむすび(@yokomu_subi)さんに話を聞きました。

この写真の犬はパグの横綱ちゃん4歳です。隣にいるのはペキニーズの小結ちゃん3歳です。2匹とも3か月の時に、飼い主さんの元にやってきました。

―写真を撮影したときはどんな状況だったのでしょうか。

私が白桃を頂いて、それを切って食べていた時に、興味津々だったので試しに切って持っていたら、あの体勢になりました。基本的にはフルーツも問題なく食べられます。スイカや、桃、マンゴーなどフルーツはよく食べます。
横綱の前に持って行ったり、小結の前に持って行ったりしていたんですけど、小結の前に行った瞬間「そっちいっちゃうの」みたいに、目でうったえていました。目を動かすことが多いので、人間みたいに見えます。(人間のような行動として)横綱が「やべっ」って思った時などは、二度見するんです。

『白桃チラつかせたら目がガチになる犬』(よこむすびさんより提供)

―結局どっちからあげたのですか?
小さく切ってちょっとずつ器に入れてあげました。横綱がお姉ちゃんなので、本来であれば先にあげないといけないかもしれないですが、ある程度平等にあげています。横綱からあげると小結が「なんであげちゃうの」と体当たりしちゃうので。

―器にいれるとすぐに食べましたか?
待てをして食べました。うちの場合は、「せっかく横綱って名前なんだから号令みたいなのも工夫したいよね」と話して、待てを「はっけよい」よしを「のこった」と言っています。それを2匹とも守ってくれています。今回も「はっけよい、のこった」です。外でやるのは少し恥ずかしいんですけどね。

―横綱ちゃんの2本足立ちが貫禄ありますね。いつから立っているのでしょうか。
1歳とか1歳半くらいの小さい頃から立っていました。おやつが机の上にある時なんかは、立ったまま(止まっていて)人みたいになっている時がよくあります。あとは、お尻をついて机に手をおいて人間みたいに座ることが多いです。

―バランスをとるために、ゆれることもないんですね。
相当重心の置き方が上手なのかなと思うんです。通常のワンちゃんみたいに手を前にしないで、横にしても立てられるので。

『はい、チーズ』(よこむすびさんより提供)

―2匹はどういう性格ですか。
横綱はわりと名前に似合わずビビりな性格で、人は好きなんですけど、犬見知りです。おやつとご飯が大好きなので、そのために頑張ろうというタイプです。素直でこちらが言ってることを理解してくれる子です。
小結は、横綱よりは好奇心旺盛でいろんな事に興味をもつタイプです。横綱のことが大好きなので、横綱の後をつけまわしますが、横綱が私の事を怒っていると横綱に怒るなど妹なんですけどお姉ちゃんみたいな感じです。

―2匹は飼い主さんにとってどんな存在ですか。
本当に家族みたいな存在です。夫婦2人なんですけど、子どもがいないので、子どものような感じで、休日もなるべく2匹と過ごしたいので、家にいるか一緒に行ける所へ連れていっています。仕事も早く切り上げて(2匹のために)家に帰りたいなといつも思っています。仕事から帰ると運動会みたいに走り回って歓迎してくれます。

『パグの日恒例のほっかむりとただの赤ずきん』(よこむすびさんより提供)

目は口ほどに物をいうと言いますが、横綱ちゃんの表情からは声が聞こえるようです。表情で語る横綱ちゃんにこれからも目が離せません。

この記事の写真一覧はこちら