仮面ライダー、ウルトラマン、アカレンジャー、ショッカーなど、参加者それぞれがいだく思い出深い人形やグッズを持参し、語り合うトークイベント「まちを元気に!みんなのヒーロー・ヒロインを語ろう!」が5月14日、香川県丸亀市で開催されました。

キャラクター玩具コレクターとして知られ、収集歴が45年の若藤昌男さんがトークイベントに登壇。
おもちゃに限らず、レコード、映画の割引券、ガムの包み紙なども収集している若藤さんは「誰も持っていないものを集めてこそ、存在意義がある気がする」と言います。

コレクター歴45年の若藤昌男さん

「山口百恵さんを裏切ってアニメレコードを買いだしたのがきっかけですね」

高校2年生の時に親友と二人でレコードを集め始めたことをきっかけに、以降のコレクターの本領を発揮することとなります。月日が流れ、今から4年ほど前(2018年頃)には全アニメ番組と全特撮番組の主題歌をシングル盤ですべて集めることに成功します。全てのレコードを集められたことに以上に、40年以上収集を継続していたことに当時の親友から驚かれたと言います。

「かけた手間を日当などに置き換えると、それはかなりな金額になるでしょうね」

45年にわたる人形やグッズの収集方法も他とは異なります。古いおもちゃ屋に行くと倉庫の整理や掃除をすることで目当ての品を分けてもらうなど、あまりお金をかけずに手に入れられる努力を地道に続けてきました。

今後の目下の目標を聞かれると、「2025年大阪・関西万博に出展すること」と即答。

「一応依頼みたいなのは来ているのですけれど、その時になるまで分からないので。それに行けたら嬉しいなと。1970年に開催された大阪万博の時は、連れて行ってほしかったけど連れて行ってもらえなかったので、今回立場は参加者の方になるんですけど、行けたらすごく嬉しいなと。それが今のところ一番の目標になってますね」

今回実施されたイベントは丸亀市文化芸術推進サポーター養成講座の一環のもので、講座受講者による企画・運営がなされた取り組みです。

「アニメ、マンガ、特撮やキャラクター玩具を好きな人が楽しむだけではなく、それらでまちや人が元気になること、それらにはそのような力があることを伝えたい」

若藤さんとイベント運営者たちは同じ方向を見ています。
今後も新しい目線でまちを元気にする取り組みの実行が期待されます。

若藤さん(左)と丸亀市文化芸術推進サポーター養成講座の受講生でありトークイベントMCの吉川さん(右)

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