用水路に落ちた小学生を救助し命を救ったとして、環太平洋大学ソフトボール部1年の河原亜優さんと三木果南実さんに、感謝状が贈られました。

7月7日、岡山市中区のスポーツ広場で、自主練習でキャッチボールをしていた2人。午後5時40分ごろ、子どもたちが叫んでいる声を聞きました。

様子を見に行くと、小学1年の男の子が近くの用水路で、うつ伏せの状態で流されていることに気付きます。すぐに2人がかりで引き上げ、背中をたたいて水をはかせるなどの救助を行いました。すると、混濁していた男の子の意識は回復。男の子は救急車で病院に搬送され、翌日無事に退院しました。

感謝状を受け取る2人

(河原亜優さん)
「見つけた瞬間は怖いって気持ちもあったんですけど、それ以上に助けてあげたいなって気持ちがあって、すぐ行動できたので良かったなと思います」

男の子は仲間と遊んでいて、自転車ごと用水路に転落していました。当時は雨が降って増水していたため流れが速く、男の子は引き上げられるまでに約65メートルも流されていました。男の子の両親によると、搬送先の病院の先生から「救助が1~2分遅ければ生きていなかった」と言われたそうです。

(三木果南実さん)
「(男の子が)元気に学校に行っていると聞いたのでうれしいです」

岡山中央警察署の宮本保署長も「正義感強く、迅速かつ的確な対応によって子どもさんを助けていただき、感謝しています」と、2人を称えました。

ポジションは2人とも投手。ソフトボーラーとしての活躍にも注目だ。

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