自分の容姿に悩みを抱えている人は、少なくないでしょう。周りと比べて落ち込んだり、自信をなくしたりしてしまうこともあるかもしれません。@dream_curl_yumeさんが、長年続けていた縮毛矯正をやめた結果をTikTokに投稿すると「めちゃくちゃ可愛い」「イケてる」「素敵」「めっちゃかっこいい」「魅力増してる!」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
自身の髪型について、@dream_curl_yumeさんに話を聞きました。
“みんなと同じ”に憧れた子ども時代
現在25歳の@dream_curl_yumeさんは、8歳から19歳頃まで縮毛矯正をかけていました。
縮毛矯正を始めたのは、当時くせ毛の扱い方がまったく分からなかったからだといいます。今ほどくせ毛に対応した美容院がなく、美容師さんに相談しても「縮毛矯正をかけた方がいい」と勧められることが多く、自分の髪は「直すもの」だと感じるようになっていました。


@dream_curl_yumeさんは、サラサラの髪に憧れており、髪型が違うことで周囲からの疎外感も感じていたそうです。友人が抱える悩みと自分の悩みがまったく違うこともあり、縮毛矯正をかけたことでやっと「みんなと同じ」になれた気がしていたとのこと。
縮毛矯正をする前は、髪型を笑われたり、心ない言葉でからかわれたりする経験も多く「自分の髪は面白がられるもの」だと感じていたと振り返ります。そして何より、どう扱えばいいのかも分からず、つらさを抱えていました。
価値観が変わった留学先
11年ほど縮毛矯正をかけていた@dream_curl_yumeさんでしたが、19歳のとき、縮毛矯正をやめることに。そのきっかけは、初めてのアメリカ留学でした。

さまざまな人種や髪型が自然に共存する文化に触れ、自分に似た見た目の人たちが自信を持ってヘアスタイルを楽しんでいるのを見て「自分もやってみたい」と感じたそうです。また、ナチュラルヘアに戻す様子を発信する動画にも背中を押されました。
“とりあえずやってみよう。ダメならまた戻せばいい”という気持ちで、縮毛矯正をやめる決意をします。
ありのままを楽しむ今
縮毛矯正をやめてからは、“ありのままの自分”を受け入れられるようになりました。美容院に通う負担も減り、金銭的にも余裕が生まれ、“自然体の自分”にも自信を持てるようになったのだとか。
とはいえ、最初から好きになれたわけではなく、受け入れられるようになったのは22歳の頃でした。

日本人の友達から「その髪型、かわいい!」「うらやましい!」と言われたことも、黒人ハーフの子たちから「私も挑戦したい」と声をかけられたことも、大きな励みになったといいます。


「当時の苦しい経験を活かして、同じ悩みをもつ人の支えになれたら」と話す@dream_curl_yumeさん。
今後は、TikTokやYouTubeで情報を発信しながら、アドバイスができるサービスや雑誌の制作にも挑戦したいと語ってくれました。
@dream_curl_yumeさんの発信で、自身を見つめ直したり、変わるきっかけになったりという人は多いかもしれません。これからの活動も楽しみですね。

