人は大切な誰かのためなら、これまで踏み出せなかったことも乗り越えられるのかもしれません。@asana_dietさんが、産後ダイエットに成功した様子をInstagramに投稿すると「素敵です」「泣く」「健康が一番」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿者さんに話を聞きました。
念願の子どもなのに…
投稿者さんは結婚後、子どもを望んでいたものの、なかなか妊娠できませんでした。不妊治療では、毎月何度も病院に通い、注射や検査を受ける日々。身体的にも精神的にも、非常につらい時期でした。
当時、病院で「もう少し痩せてください」と言われ、体重が妊娠の妨げになっていると知りショックを受けたそう。ダイエットに挑戦するも、自分のためでは続かず、結果も出ませんでした。
それでも幸いにして妊娠が叶い、5年の治療の末に娘さんを授かります。
「世界一の宝物ができた」と、幸せな日々を送っていました。
しかし、産後2年半の健康診断で「太り気味」「脂肪肝」などの指摘を受け愕然。健康とはかけ離れた自分の体に情けなさが募りました。
「娘とずっと元気に暮らしたいのに…」という想いが強まります。
このとき「痩せたい」という気持ちは「絶対に健康になりたい」という決意へ変わりました。自分のためでは続かなかったダイエットも「娘のためなら頑張れる。変わりたい」と本気で思えたといいます。

ダイエットで健康を取り戻す
2024年7月は92kgあった体重が、2025年の5月時点で75kgまで減り、10ヶ月で17kgのダイエットに成功した投稿者さん。
これまで一度もダイエットに成功したことがなかったため、ダイエットと同時にInstagramでも発信を始め、“後には引けない”状況を自ら作りました。

まずはテレビを観ながら食べていた夜のお菓子をやめ、家事の隙間時間に少しずつ運動することから始めたといいます。その後はファスティングや腸活、食事の栄養バランスの見直しを取り入れ、お菓子も体に良いものを選び工夫して食べるようになったのだとか。

結果はすぐに表れ、夜のお菓子をやめて軽い運動を始めた最初の1ヶ月で3~4kg減少。
「すごく嬉しかったです。初めての経験でした」と、以前の写真と比べて変化が明らかで、モチベーションも高まったそうです。
3~4ヶ月で13kg減り、目標だった娘さんの七五三の撮影も、着物を着て自信を持って迎えられました。
また「痩せた?」と声をかけられたり、ズボンのウエストが緩くなったりと、うれしい変化が。
さらに、以前は毎月のように体調を崩して病院に通っていたのが、今では寝込むこともなくなったとか。
「毎日元気でいられることの幸せを感じました」と話してくれました。
目標に向けて、食事の見直し
ダイエットで一番大変だったのは継続することでした。
「いつまでにどうなりたいのか?」という目標を明確にし、くじけそうなときはそれを思い出して自分を奮い立たせたそうです。旦那さんの存在も大きな支えになったと話します。
特に意識していたのは食事のバランス。我慢するだけのダイエットでは続かないと考え、内容を見直しました。
『まごわやさしい』を意識し、豆・ごま・わかめなどを積極的に摂取。
「腸内環境を整えるために発酵食品や食物繊維をよく食べています。便秘もなくなり、肌質も改善されて嬉しい効果でした」と話してくれました。

大切な人のために自分を変える…その勇気と努力が、たくさんの人の背中を押してくれそうです。これからもご家族と、笑顔あふれる毎日を過ごせますように。
ダイエットは無理のないペースで、自分に合った方法を見つけていきたいですね。
