物があふれ、使いにくさを感じていたキッチンに立ち向かったのは、2児の母。
@tokino_kurashiさんは「片付けられない」「捨てられない」と悩みながらも、1年半にわたった“捨て活”の記録をまとめた動画をYouTubeに投稿すると「見てて気持ちいい」「お見事です」「やる気をいただきました」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
今回は生活を見直し、不要な物を手放した投稿者さんに話を聞きました。
始まりは「毎日使う場所を整えること」から
投稿者さんが生活の見直しを始めたのは、引っ越し直後の混乱と、止まっていたYouTubeを再開するタイミングが重なったことがきっかけでした。
「どこもかしこも使いにくい状態で、どこから手をつけるか悩んでいました。まずは毎日必ず使う場所から整えたいと思い、台所に着手しました」と話す投稿者さん。

今回投稿された総集編については「特に台所は片付けの回数も多く、手放した物の量も多かったので、このタイミングで一度まとめて、皆さんに見ていただけたらと思いました」と振り返ります。
捨てるほどに…
定期的な整理整頓と、不要な物を手放していく中で、さまざまな気づきがあったそうです。
「繰り返すたびに判断力が上がっていくことが実感できました。私は捨てられないタイプなので、数をこなすことでようやく見えてくるものがあると感じています」と語ります。

特に印象的だったのは「物が多いほど使いこなせず、逆に“足りない”ような感覚になっていた」という発見。
物を減らすことで、物の量も場所も把握しやすくなり、家が整ってイライラも減ったとのこと。
さらに「大量に手放した経験から、節約意識が高まったのも、大きな変化の一つでした」と、多方面で感じているようです。
動画では、収納術や片付けの工夫も紹介されていますが「目的は捨てることではなく、快適に暮らすこと」と、投稿者さんは明確に語ります。

現在も続く片付け
「苦手意識もあって手をつけられていなかったのですが、今は自分の洋服の整理をしています。動画も作成中です。洗面所も、改めて整理していく予定です」と、次なる片付けにも意欲的な姿を見せてくれました。

「今後も引っ越しの予定があるので、国内外の引っ越しや片付け、海外の家や食事事情など、生活にまつわるいろんなことを発信していきたいです。片付けも“捨て活”も、まだ道半ば。発信者というよりは、視聴者の皆さんから教えていただいてばかりですが、それでも、見てくださった方に“やってみようかな”と思ってもらえたら嬉しいです」と、前向きに語ってくれました。

投稿者さんの“捨て活”は、誰にでもできる「暮らしのリセット」のきっかけを静かに、力強く届けているようです。

