スキー場で…ウエディングフォト!? その様子に「えぇっっ!す、すごすぎない!?」「発想すご!カメラマンもすごい」「かっこいい」「素敵」「初めて見ました」

スキー場で…ウエディングフォト!? その様子に「えぇっっ!す、すごすぎない!?」「発想すご!カメラマンもすごい」「かっこいい」「素敵」「初めて見ました」

最近では、海や公園、観光地など、思い出の場所で撮影するウエディングフォトが人気です。ウエディングプランナーの@mbr_naganoさんが、ほかではなかなか見られないウエディングフォトをTikTokに投稿すると「えぇっっ!す、すごすぎない!?」「発想すご!カメラマンもすごい」「かっこいい」「素敵」「初めて見ました」などのコメントが寄せられ話題になっています。ウエディングフォトについて、@mbr_naganoさんに話を聞きました。

スキー場でのウエディングフォト

話題になっていたウエディングフォトは、なんとスキー場での撮影。新婦は打掛やドレス姿で、スキーやスノーボードを華麗に滑りこなします。新郎も紋付き袴やタキシードを着て、新婦と一緒に手を繋いだり、新婦を抱きかかえたりしながら滑走。

2人で手を繋ぎながら(@mbr_naganoさんより提供)

スキー場でドレスや打掛を着て撮影されたウエディングフォトは、初めて見た人も多いでしょう。

2011年にウエディングのプロデュース会社を立ち上げた@mbr_naganoさん。そのときの信念として「どんな相談でも最初は『NO』とは言わず、まずは『YES』と一旦は受け入れる」と決めていました。

スキー場でのウエディングフォトは「10年程前に知り合いを通じて知り合ったスキー場で前撮りをしたいのだけれど、どこに聞いても撮影できないとの返事しかもらえず困っている」と相談をもらったことがきっかけで撮影することに。とはいえ、周りは反対する人が多かったといいます。

ドレスを着ての滑走(@mbr_naganoさんより提供)

スキー場での撮影時期は、スキー場のオープンからクローズまで。1シーズン20組限定で撮影していますが、スケジュールに余裕があれば追加対応することもあるそうです。

撮影の際は、基本的にカメラマン1名で写真と動画を撮影しています。カメラマンはスノーボードで滑りながら、スキー場でロケーションフォトと滑走中の追い撮りをしています。止まった状態での撮影だけでなく、動いている動画も撮影するのは簡単なことではないでしょう。

撮影時間は、ドレスまたは和装のみで約1時間半から2時間ほど。和装洋装両方となると、撮影で3時間半ほどかかります。へアメイクと着付けの時間を入れると、さらにかかります。

着物を着た新郎もスキーで登場(@mbr_naganoさんより提供)

撮影の際に1番気をつけていることは、防寒対策と怪我。写真や動画を見られた方から必ず言われるのが「寒そう」というワードだといいます。着物は案外暖かいですが、ドレスは寒い中での撮影。しかし、撮影時はアドレナリンが出るのか、@mbr_naganoさんの方で一時撮影をストップして強制休憩をすることもあるのだとか。

スキー場でのウエディングフォトは、最初はドレスのみの撮影でした。しかし、4年前に「着物で撮影したいのですが」との相談をもらい、着物での撮影を検討することに。

和装はドレスと異なり、通常の着付けでは滑走ができないため美容師が半年以上かけて特殊な着付けを開発し撮影ができるようになりました。撮影後にお客さんが「夢が叶った」と大変喜んでいたときは感無量でしたといいます。

着物を着てスキー(@mbr_naganoさんより提供)

「そのときはスキーでしたが、翌年はスノーボードでも撮影ができるようにしました。打掛で滑走撮影ができるのは、私どもだけと自負しております」と@mbr_naganoさん。

「ゲレンデで知りあったカップルや、冬のデートはスキー場でというカップルには『まさかゲレンデでウエディングフォトができるとは思わなかった』というお言葉をいただくときがなんとも言えない喜びを感じます」と教えてくれました。

コロナ禍以降は結婚式にお金をかけず、ウエディングフォトにお金をかけ、中には春夏秋冬で撮影される方もいるといいます。長野県は素敵なロケーションフォトがたくさんあることから、今後は「春夏秋冬フォトプラン」も販売していくとのこと。

また、昨年から宮古島や石垣島での撮影も手掛け始め、長野県や軽井沢等、結婚式や前撮り、ウエディングフォトでコラボしていく予定なのだとか。

特にLGBTQカップルのフォトウェディングや結婚式にも力を入れており、多様なニーズに応える姿勢を大切にしています。さらに、結婚記念日では、欧米で行われている「バウリニューアルセレモニー」をコロナ禍前から取り組み始め、今後は積極的に行っていくのだそうです。

これからも、多くの人の夢を形にするウエディングフォトが楽しみですね。

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