手間ひまをかけて育てたものを、やむを得ず廃棄しなければならないのは、つらいものです。
牡蠣漁師をしている@kaki_shotaさんが、5tの牡蠣を廃棄することになった様子をYouTubeに投稿し、話題になっています。
いったいどんなことがあったのでしょうか?
5tの牡蠣が廃棄に…
@kaki_shotaさんは、新規の卸売り先から「能登牡蠣を売ってほしい」と頼まれたそうです。しかし、希望価格は、通常よりもかなり安かったといいます。
最初は断ったものの「能登の復興のために」と言われ、相手の希望価格に合わせて用意することに。2万個の牡蠣を10回に分けて納品していましたが、あるときから連絡が途絶えてしまいます。

@kaki_shotaさんから連絡したところ「やっぱり牡蠣はいりません」というまさかの返答。そんな経緯で、大量の牡蠣の在庫を抱えることになったのです。

廃棄寸前の牡蠣に思わぬ展開
規格品として出荷するわけにもいかず、最終的に処分することになった牡蠣は、なんと5tにも及びました。
廃棄作業には水揚げから3時間ほどかかり、当時の心境について「せっかく手間をかけて仕込んだ牡蠣を、さらに手間をかけて廃棄している中、情けなく、やりきれない気持ちでただただ悲しかったです」と明かしています。

しかし、廃棄する様子をSNSに投稿したところ、思わぬ展開が待っていました。投稿を見た人から、「かぶせ釣りをしている釣り系YouTubeチャンネル『バラシスタ』さんに相談してみては」とアドバイスをもらったそうです。
そこで、バラシスタさんへ連絡したところ、1ヶ月後に牡蠣を買い取ってもらえることになりました。釣りのエサとして広島産の牡蠣を使用していたものの、近年は不作だったこともあり、快く買い取ってくれたといいます。
買い取ってもらえるとの返事を受けたときに感じたのは、利益への期待よりも「無駄にならずに済んでホッとした」という安堵でした。
能登の海を守る
@kaki_shotaさんは、3代続く牡蠣漁師の家に生まれ、自然と家業を継いで、現在も牡蠣養殖に携わっています。
今後はSNSの力も活用しながら、能登牡蠣の魅力を発信していきたいと考えているとのこと。
「今回のような失敗も反省し、経営の勉強もしながら牡蠣養殖に取り組んでいきます」と話していました。
投稿には「絶望からの救世主ですね!」「SNSの力」「これは泣いちゃう」「気になってた!」のような声も寄せられています。
能登牡蠣の魅力を発信し、未来につないでいく取り組みは、これからも続いていくことでしょう。
提供元:@kaki_shotaさん(YouTube)

