3番目のお子さんを妊娠した初期、医師から「異常があるかもしれない」と告げられた@sachiko_ikujiさん。
原因が分からないまま複数の病院を受診し、ようやくたどり着いた診断名は「絨毛膜瘤(じゅうもうまくりゅう)」という非常に稀な病気でした。
当時のことや、その後の出産について、@sachiko_ikujiさんに話を聞きました。
「絨毛膜瘤」と診断されて…
一度目の妊婦健診で、エコー検査を受けた@sachiko_ikujiさん。医師から、胎嚢の中にモヤがかかったようなものが映っていると説明を受けました。
医師も原因が分からず、大きな病院を紹介されましたが、そこでも診断はつかず、最終的に子ども病院で「絨毛膜瘤」と診断されます。
「絨毛膜瘤」は、胎嚢の中に赤ちゃんとは別に、血腫(血の塊)などによる隆起(膨らみ)ができる状態で、頻度は約0.7%と非常に稀な病気です。さらに、約半数は流産や死産に至る可能性があると説明を受けました。
また、@sachiko_ikujiさん自身には特に症状はありませんでしたが、腹痛や不正出血を伴うケースもあるそうです。
病名が分かるまで時間がかかったこともあり、診断がついたときは「やっと状態が分かってよかった」という気持ちになった一方で、「流産率50%」「死産」という言葉に大きなショックを受けたと振り返ります。

さらに医師からは「症例が少なく予後も不良」「今は特にできることはない」と説明を受けました。
何もできないもどかしさや不安を抱える中、旦那さんや友人に話を聞いてもらったり、日記を書いたりしながら気持ちと向き合ったという@sachiko_ikujiさん。それでも、不安は安定期に入ってからも続きました。そんな中で支えになったのは、上のお子さん2人の明るい存在だったといいます。
また、旦那さんは@sachiko_ikujiさんが心配性であることを理解していたため、あえて病気の話には触れず、妊婦健診には毎回付き添ってくれました。
無事に生まれてきてくれた娘さん
絨毛膜瘤と診断されながらも、その後、娘さんは無事に誕生しました。
最初に受診した病院で「もしかしたら脳の一部が飛び出しているかもしれない」と言われたことがずっと心に残っていたため、生まれた直後は、まず体に異常がないかを確認したといいます。
@sachiko_ikujiさんは、異常がないことが分かり、初めて娘さんを抱っこできたときは、感動よりも安心した気持ちの方が大きかったと振り返りました。
現在、娘さんは元気いっぱいに成長しています。当時について、@sachiko_ikujiさんは「本当に無事に生まれてきてくれてありがとう」と感謝の思いを語っていました。
感謝の気持ちを忘れず、家族協力し合っていきたい
上のお子さん2人の妊娠では経過が順調だったこともあり、それまで「妊娠・出産は奇跡」という言葉を実感したことはなかったという@sachiko_ikujiさん。
しかし、今回の経験を通して、妊娠・出産は本当に奇跡であることを実感しました。
この経験から、これから出産を迎える人には「インターネットで調べ過ぎて不安にならず、できるだけ心穏やかに過ごしてほしい」と伝えたいと話します。というのも、自身も当時は検索ばかりしてしまい、かえって不安が大きくなってしまったからです。
絨毛膜瘤は非常に稀な病気で、当時はインターネット上にもほとんど情報がなく、海外の論文を翻訳しながら調べていたそうです。しかし、検索を重ねても「絨毛膜瘤でも無事に出産できた」という症例を見つけることができず、不安は募るばかりだったと振り返ります。
今後について、@sachiko_ikujiさんは「上の子どもたちにはつい怒ってしまうこともありますが、みんなが無事に生まれてきてくれたことへの感謝を忘れず、家族で協力しながら生活していきたいです」と話していました。
投稿には「胸がいっぱいになりました」「本当に妊娠・出産は奇跡ですよね」といったコメントが寄せられています。
不安を抱えながら過ごした日々と、現在の娘さんの元気な姿が印象に残るエピソードでした。
これからも家族のあたたかな時間が積み重なっていきそうです。

