朝、幼稚園や学校へ向かう準備が進まない我が子の姿に、ため息をつきながらも共感してしまう親御さんは多いのではないでしょうか。
2024年4月、当時4歳だった息子さんが幼稚園に行きたがらずに「ダンゴムシ」のように丸まってしまった体験談がXで大きな反響を呼びました。
あれから約1年8ヶ月が経過し、年中の時期を過ごしている息子さんとご家族の「その後」について、投稿者の@ieworiさんにお話を伺いました。
「あと4回もお休みがないの?」絶望してダンゴムシになった朝の出来事
当時、7歳と4歳のお子さんを育てていた@ieworiさんが投稿したのは、次のお休みまでの日数を知って絶望してしまった息子さんの姿でした。
「何回幼稚園に行ったらお休み?」という息子さんの問いに対し、@ieworiさんが「4回だよ」と答えたところ、息子さんは「1回がいいよーっ!」と叫び、まるでダンゴムシのように床で丸くなってしまったのです。
この投稿には4.8万件以上のいいねが集まり「うちの子も同じことを聞く」「大人も同じだよ」といった、子育て世代からの熱い共感の声が殺到しました。
ゲームがしたくてたまらない。全身で拒否しつつも最後は頑張る健気な姿
当時、息子さんが幼稚園に行きたくない最大の理由は「家でゲームがしたかったから」でした。
@ieworiさんの家庭では朝のゲームが禁止されていたため、どうしてもやりたい気持ちが勝ってしまったようです。
こうした「登園拒否のポーズ」は3日に1回ほどのペースで見られ、とくに眠気がある朝は気が乗らない様子でした。
しかし、どれほど全身で拒絶していても、登園時間までには自ら気持ちを切り替えて出発できていたといいます。
行かなくてはいけないことを幼いながらに理解し、葛藤しながらも頑張る息子さんの姿に、多くの読者がエールを送っていました。
「そんなこともあったなぁ」と振り返る今。大変だった年中時代を乗り越えて
記事公開から時間が経ち、改めて当時の体験談を振り返っていただいたところ、@ieworiさんは「そんなことあったなぁという気分です」と率直な感想を漏らしました。
上の子のお子さんのときも、年中(4歳児クラス)の時期が一番大変だったという記憶があるそうで、当時の投稿を見返し「子も自分もよく頑張っていたな」と、当時の親子それぞれの奮闘を労うような気持ちになったと語ってくれました。
「行きたくない」から「テキパキ準備」へ。成長とともに見られた大きな変化
あの日、床で丸まっていた息子さんですが、現在の様子には大きな変化が見られます。週末が近づくと疲れを見せることはたまにあるものの、基本的には時間を守って自分からテキパキと準備をこなしてくれるようになったそうです。
3日に1回はダンゴムシになっていた時期を通りすぎ、日々のルーティンを自分の力で進められるようになった姿からは、この1年8か月間での確かな精神的成長がうかがえます。
もうすぐ小学生。環境の変化を親子で乗り越えていきたいという願い
息子さんはもうすぐ幼稚園を卒園し、小学校入学という大きな節目を迎えようとしています。
@ieworiさんは今後の展望について、環境が大きく変わることで息子さんが戸惑うこともあるだろうと予測しています。
「変化に戸惑うと思いますが、何とかフォローしていきたいです」と語る言葉には、子どもの成長を静かに見守り、支えようとする親としての温かい願いが込められていました。
かつての「ダンゴムシポーズ」は、成長の過程で誰もが通る、愛おしい一歩だったのかもしれません。
提供元:@ieworiさん


