お気に入りの服を汚したり、穴を開けたりしてしまったとき、ほとんどの人がその服を諦めてしまうでしょう。しかし、見事な発想の転換でアートへと昇華させた人物がいます。
シュイさん(@heliconia06)が、漂白剤で絵を描いてリメイクしたデニムをThreadsに投稿し、話題に。
いったいどのような作品に仕上がったのでしょうか?ご本人に話を聞きました。
偶然生まれた「漂白剤アート」
ある日、作業着として着用していたお気に入りのデニムに、誤って漂白剤をこぼしてしまったシュイさん。
最初は「捨てるしかない」と考えていたものの「色が抜けた部分を、いっそ絵にしてしまえばいいのでは?」と思いつきます。
この出来事をきっかけに、漂白剤で描くという方法を独自の表現として取り入れ、作品を次々と生み出していくことに。


絵を描く際のポイントとして「重ねる回数で色の抜け方が変わるため、抜け具合を計算して描くこと」と話すシュイさん。
また、生地によって色の抜け方や、抜けやすさが大きく違うそうで、その差をしっかり見極めながらの作業が求められるといいます。

さらに作業時は、必ず換気をして、ガスマスクやゴム手袋を着用していると教えてくれました。
自分の心に刺さったものをアートに
制作時のこだわりを聞いてみると「自分が描きたいもの、心に残ったものを描くことを大切にしています」とコメント。
ファッションとしてのデザインより“身につけるアート”であることを意識して制作しているのだとか。

気になる絵柄の着想源については「すべて自分の心に刺さったもの」だと明かしてくれたシュイさん。
心を動かされたり、魅力に感じたりしたものがあれば、それを作品に反映させているそうです。
ブランドの立ち上げも視野に
今後は、実際に手に取って作品を見てもらえる場を創出するために、個展の開催を考えているとのこと。
そして、いつか自身のアパレルブランドを立ち上げることを夢見て「もっと練習をして“最高の作品”を生み出したい」と力強く語ってくれました。
投稿には「才能やべぇ…」「着眼点がすごい!」「芸術作品ですね」などのコメントが寄せられています。
固定概念にとらわれず、唯一無二のアートを追求し続けるシュイさん。今後のさらなる挑戦と飛躍に注目です。
取材元:@heliconia06さん(Threads)

