子どもの“食べムラ”に悩む家庭は少なくありませんが、日々向き合う心労は大きいものです。
「ちゃんと食べてくれないのは自分の料理のせいかもしれない」と思い悩む気持ちは、想像以上の葛藤でしょう。
そんな中、料理初心者のパパさん「X(旧Twitter)ヨジカツ|言語化コーチ×子育て」(@4jikatsu)が、ママさんに代わって料理に挑戦することを決めた経緯をXに投稿すると「立派だ」「頑張ってください!」「わたしまで救われます」などのコメントが寄せられ話題になっています。
いったいどんな変化や気づきがあったのでしょうか。パパさんに話を聞きました。
娘さんの食べムラに悩んでいたママさん
当時、2歳の娘さんは、保育園の給食はよく食べる一方で、家庭での食事は残してしまうことが多くありました。
そんな娘さんの姿に、ママさんは「毎日考えて作っているのに、食べてくれない」という精神的な負担を抱えるように。
辛そうしているママさんに、パパさんは「大変だけど、淡々と出し続けるしかないね」と励ましていたといいます。
しかし、数ヶ月後「あなたにはこの辛さがわからないよ。一回やってみればわかる」とママさんがパパさんに訴えかけたのでした。
パパさんはその言葉をきっかけに、料理を代わろうと決意。料理の経験はほぼないというパパさんの挑戦が始まりました。
料理初心者が台所に立つ日々
いざ始めてみると、初めての料理は思っていたより大変。レシピを見てもわからないことだらけで、完成した料理の味見をしても「これで合っているのか?」と不安だったそうです。
さらに、初めてパパさんが作った料理をだしてみるも、娘さんは完食せず。パパさんの心には悔しさが残りました。
それでも、諦めずにそのまま1ヶ月料理を続けてみたことで、見える景色は大きく変わり始めます。
「今日は何を作ろう」「栄養バランスは大丈夫か」「娘は食べてくれるか」と考えることが、想像以上に疲れるということに気付いたのです。

この悩みを減らすため、途中からAIにメニューの提案をお願いしたパパさん。
この工夫によって「作る作業」に集中できるようになり、娘さんが「パパのご飯、おいしい」と言ってくれる日も増えていったといいます。
家族の変化とこれからの目標
食べムラがあった娘さんも最近は完食する日が増えつつあるようです。特にサバの竜田揚げや、カボチャの煮物が大好物なんだとか。
ママさんもパパさんが努力する姿を見て「料理の大変さをわかってくれたことが嬉しい」と喜んでいる様子です。

そんな一生懸命なパパさんに今後の目標を聞いてみると「娘が食事の時間を楽しみにしてくれるようになること」とコメントします。
さらに、レシピを見ずに作れる料理を30品まで増やしたいと意欲的に語るパパさん。家族の愛と努力が実を結んだ、心温まるエピソードでした。
料理チャレンジはその後も継続中。日々の気づきや娘さんの成長、ママさんとの対話など、リアルな記録をパパさんのnoteでも発信しています。続きが気になる方はぜひご覧ください。

