子どもが何かを欲しがったときに、条件を提示した経験がある方も多いのではないでしょうか?@inomatacampphotoさんがゲーム機の購入のために提示した“ある条件”を達成した息子さんの姿をThreadsに投稿すると「マジで凄い」「大人でもできない…」などのコメントが寄せられ、話題になっています。一体どのような結果になったのでしょうか?
ゲーム機購入の条件とは?

パパさんが投稿したのは、息子さんがキリマンジャロ山に登頂した姿と、手にゲーム機を持っている姿が収められた2枚の写真。
当時、パパさんがゲーム機を購入する条件として提示したのは「アフリカ最高峰のキリマンジャロ山に登頂すること」という10歳の息子さんにとっては過酷なものでした。
しかし、息子さんはめげずに挑戦し、見事に登頂に成功。約束どおり、ゲーム機を手に入れたといいます。

キリマンジャロ山への挑戦
実は、今回の挑戦は息子さんからの希望だったとパパさんは話します。
1年前に訪れた山のふもとの町で、壮大なキリマンジャロ山を見て感動したことがきっかけで、息子さんは登山を決意。そして、登山可能な10歳になった今年、ついに挑戦が始まりました。

午前0時から登頂を目指してキリマンジャロ山に登り始めたものの、途中で極度の疲労と睡魔に襲われてダウンしかけたという息子さん。
しかし不屈の精神で、誰の手も借りることなく、11時間かけて登頂したといいます。
そのときの息子さんの様子を振り返り、パパさんは「疲れていながらも、笑顔を見せてくれました」とコメント。
さらに「10歳で登頂に成功したので、親としても嬉しく思っています。“何事も諦めないで努力すれば成し遂げられる”ということを、身を持って教えられたのがよかったです」と息子さんを誇らしく思っていることを話してくれました。
心に残ったガイドの言葉
キリマンジャロ山の登山には、ガイドや料理人などのさまざまな役割の方の帯同が必須。
そのため「彼らの活躍がなければ、親子で登頂することはできなかったと今でも感じます」と、パパさんはとても感謝しているようです。

中でも、息子さんを孫のように可愛がり、登山中に“ポレポレ”と声をかけてくれた50代のガイドさんの存在が心に残っているとのこと。
“ポレポレ”はスワヒリ語で“ゆっくりゆっくり”という意味で「自分のペースを大事に登れば、きっと登れる」というメッセージが込められていたそうです。
「人生にも通じるものがある気がして、私たちにとって大切な言葉になっています」と語ってくれました。

ゲーム機のために自ら困難に挑み、偉大な成功を収めた息子さん。今回の経験は、きっと彼の今後の人生において、どんな困難にも立ち向かえる揺るぎない自信となったことでしょう。
