孫への愛が、新たな芸術作品の原動力になることもあるようです。@inanori0503さんの旦那さんが、お孫さんに贈ったキッチンをThreadsに投稿すると「匠の技が!」「代々受け継いでいってほしい」「大人の私でもほしい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿者である、おばあちゃんに話を聞きました。
孫のために手作りした木工キッチン
美しい組子細工が入った木工のキッチン。初めてのお孫さんが1歳の頃、クリスマスプレゼントとしておじいちゃんが手作りしたものです。
現在、お孫さんは7歳と大きくなり、生まれた2人目のお孫さんにキッチンを引き継ぐことになりました。


建具師が作る“世界にひとつ”の贈り物
若い頃から建具師一筋のおじいちゃんは、10年前から組子細工を学び、このキッチンを皮切りに、冷蔵庫や宝箱、ドールハウス、ベビークローゼット、学習机などをお孫さんに手作りで贈ってきたそうです。

投稿には多くの反響や注文もあり、おばあちゃんはおじいちゃんと一緒に驚きました。
「皆様のお気持ち、そしてお褒めのお言葉、ありがたく夫婦で感謝しております」と話します。

愛情こもったプレゼント
おばあちゃんとおじいちゃんは再婚で、これまでの29年間、おばあちゃんの子どもである3人の娘さんたちを変わらず支えてきてくれたといいます。
お孫さんたちにも惜しみない愛情を注いでくれるおじいちゃんに、おばあちゃんは「感謝しかありません。娘たちも私と同じ気持ちだと思います」とその思いを語ってくれました。

今年は組子入りのお雛様を作って3人の娘さんにプレゼントしたそう。組子作品では他にも、組子のランプなどがあります。

おじいちゃんの温かな思いやりと手仕事は、家族の絆を静かに、そして確かに結び続けているのかもしれません。
これからも、そのぬくもりが世代を超えて受け継がれていくことでしょう。
