@nonmamagram_27さんの娘さんのまぶたには、生まれたときからアザがありました。それは「サーモンパッチ」と呼ばれる赤アザの一種です。
サーモンパッチは、赤ちゃんの額、まぶた、鼻、上唇など顔の中央に見られることが多く、サーモンの切り身のような淡いピンク色や赤色であることから、そのように呼ばれています。
アザに不安を感じていた@nonmamagram_27さんは、助産師さんの言葉で心が軽くなったそうです。その体験をInstagramに投稿したところ「愛おしいです」「我が娘にもあります」「いい出会い」など、多くのコメントが寄せられました。
@nonmamagram_27さんに、詳しく話を伺いました。
初めて知った「サーモンパッチ」そして助産師さんとの出会い
@nonmamagram_27さんは、娘さんが生まれてすぐに小児科の先生から「目の上に赤いアザがありますね」と言われました。そこで初めて、サーモンパッチという名前を知ることに。
「初めての出産・育児だったこともあり、正直とても心配で不安になったのを覚えています」と、当時を振り返ります。

医師からは「自然に消える子も多い」と説明を受けましたが「本当に大丈夫なのかな…」と不安が残り、将来に影響があるのではと心配しました。サーモンパッチは自然に消える場合もあれば、治療が必要な場合もあります。
産後の入院中、助産師さんに授乳や育児の相談をしている中でサーモンパッチについて聞いたところ、助産師さんはこう教えてくれました。
「サーモンパッチは天使のキスマークとも呼ばれ、天使が特に愛した赤ちゃんに残す幸運の印なんだよ」

この言葉に、@nonmamagram_27さんは心がすっと軽くなり、不安でいっぱいだった気持ちが和らぎ、娘さんのアザを愛おしく感じられるようになったといいます。不安は大きかったものの、受け止め方次第で気持ちを保つことができた体験でした。
SNSでの発信によって言葉が人の気持ちを救うことを実感
娘さんの「サーモンパッチ」について投稿すると、YouTubeでは44万回、Instagramでは151万回、TikTokでも92万回以上再生されました。
「多くのコメントをいただけたのは本当に驚きでした」と@nonmamagram_27さん。

「同じ場所にアザがあった」「あのころは説明するのがつらかった」などの共感の声や「気持ちが救われました」「愛着がわきました」といった感謝の言葉も多く、心がとても温かくなったと語ります。
特に「この話を知っていたら自分を責めなかったのに」という声が心に残ったそうです。
@nonmamagram_27さんはこの経験を通して、言葉の力で人の気持ちを救えることを実感しました。
「自分だけではない」と思えるだけで心が軽くなることも…
@nonmamagram_27さんは、同じように不安を抱える親御さんに向けてこう伝えます。
「赤ちゃんにアザがあっても、お父さんやお母さんが悪いわけではありません。その子にしかない特別な印だと思います。完璧でなくていいし、不安になっても大丈夫。『自分だけではない』と感じるだけで、少し心が軽くなることもあります」
また、親が前向きに子どもと向き合うことは、子どもにとって大きなプラスになるとも話します。
さらに「子どもが大きくなってアザを気にすることがあっても、そっと話を聞いて支えてあげれば、それだけで十分です」と語りました。

サーモンパッチは、赤ちゃんに見られる特別な印のひとつ。親として知っておくだけで、心の余裕が生まれるかもしれません。
@nonmamagram_27さんの体験は、言葉の力が子どもや親の気持ちを支えることを示してくれました。
※サーモンパッチは自然に消える場合もありますが、治療が必要かどうかは医師の判断によります。

