スーパーの鮮魚コーナーで見かけるアサリ。お味噌汁や海鮮料理で幅広く食べられるアサリですが、アサリの生態について興味を持ったことはありませんか。@morikonnyakuさんがアサリを飼育する様子をInstagramに投稿すると「素晴らしい観察記録」「アサリが愛おしい」「面白い」などのコメントが寄せられ話題になっています。
投稿者さんに話を聞きました。
手探りでアサリを飼育
投稿者さんがアサリを飼育観察したきっかけは、スーパーでニョキっと目を出したアサリを見て「海の砂の中でアサリはどのように生活してるんだろう？」と疑問に思ったことでした。
スーパーで買ってきたアサリのうち3匹を水槽に入れ、飼育を始めた投稿者さん。ところがアサリの長期飼育はなかなか難しく、調べても正しい飼育法が見つかりませんでした。エサは何を与えると食べてくれるのかもわからず、豆乳やサプリメントを与えてみるなど、色々と手探りで飼育していたそう。
飼育開始から1ヶ月程経過すると、少しずつアサリたちの元気がなくなってきました。そんな時、投稿者さんは家族と潮干狩りに行き、海の砂と1匹のヤドカリを持ち帰ります。それらをアサリの水槽に入れたところ、アサリたちは目を覚ましたかのように水管の口を大きく開けて呼吸を始めたのです。
その後アサリたちは元気に砂の中にもぐっていったそう。ヤドカリの貝殻や海の砂に付着した微生物が、アサリにとって必要な栄養分だったのだろうと投稿者さんは推察します。
親子で一緒に
お子さんと一緒にアサリのお世話していた投稿者さん。お子さんは一緒にわからないことを調べたり、ほぼ動きのないアサリの入った水槽をじっと眺めたり、些細な変化を喜んで報告してくれたりしたといいます。
飼育してみると、アサリの動きや食事風景など今まで知らなかったことを自らの目で見て知ることができ、親子で感動したり興奮したりできたのだとか。
投稿を見て、アサリを飼育したいと思った方へのメッセージを伺うと「難しいことも多いですがスーパーで簡単に入手できますし、小さな変化を親子で共有したり楽しめると思います」と話してくれました。
身近なようで、実は知らないことも多いアサリ。飼育してみるとその面白さにハマってしまうかもしれませんね。