野良猫を保護したとき、「家に慣れてくれるかな」と不安を抱く人もいるのではないでしょうか。
@mamezo.koumeさんが、家にお迎えした元野良猫のその後の様子をTikTokに投稿すると、その姿に「幸せそう」「癒されました」「素敵な家族」などのコメントが寄せられ話題になっています。
@mamezo.koumeさんに話を聞きました。
気持ちよさそうにお昼寝
投稿には、豆柴犬の豆蔵くんの上に乗り、気持ちよさそうにくつろぐ元野良猫の小梅ちゃんの姿があります。
豆蔵くんは小梅ちゃんが乗っていても気にせず、リラックスした様子。小梅ちゃんも豆蔵くんの近くにいて安心するのか、ウトウトと眠たそうな表情です。

家の庭で保護した野良猫との出会い
そんな2匹が出会ったのは3年ほど前です。
豆蔵くんは息子さんが小学校1年生の頃、ペットショップで一目惚れし、家族の一員になりました。
食欲旺盛な豆蔵くんはあっという間に成長し、今では普通の柴犬と変わらぬ大きさに。
そんな豆蔵くんと暮らす@mamezo.koumeさんの家に野良猫が姿を見せるようになったのは、3年ほど前のこと。
ある日の朝、リビングの戸を開けると、ひょっこりのぞいてる猫ちゃんがいたのだそう。

猫ちゃんが何日か続けて顔を見せるようになり、庭にクッションを置いたり、煮干しを置いたりしながら距離を縮めていった@mamezo.koumeさん。
野良猫の割にはきれいな姿だったため、保健所やSNSに情報を流してみたものの、飼い主は現れず…。
そこで捕獲器を使って保護し、小梅ちゃんと名づけて家にお迎えしました。
警戒心が強い小梅ちゃん
保護する前から庭でおやつは食べるものの、決してすり寄ってくる様子はなかったという小梅ちゃん。
ケージに入れた後も「シャー」と威嚇するばかりで、ご飯もあまり食べてくれません。

脱走しようとケージの金具をいじったり、威嚇する様子もあり、しばらくケージ暮らしが続いたそうです。
ケージの外に出してからも、なかなか近づいてくることはなく、人に慣れるまで2年半ほどかかったのだそう。
そんな小梅ちゃんが、いち早く心を開いたのは、先住犬の豆蔵くんです。
猫パンチをしながら、自ら近づくようになっていきました。

兄妹のように仲良しな2匹
温厚な性格の豆蔵くんにやさしく守られ、すっかりヤンチャ娘に成長した小梅ちゃん。
最近は@mamezo.koumeさんにも「撫でてー」とチャームポイントの短いしっぽをフリフリしながら、寄ってくるようになったのだとか。
積極的な小梅ちゃんに、時折ビビることはあっても、基本的に怒ることはないという豆蔵くん。
そんな豆蔵くんを小梅ちゃんは兄のように慕い、しっぽやお腹に抱きつき、いたずらをしているのだそう。

最近はお互いに顔を近づけ、匂いをかいだりするなど、すっかり仲良しに。
体をくっつけあって眠る姿や、2匹そろって順番を守りながらおやつを食べる姿も微笑ましい限りです。
保護されたばかりの頃は、なかなか慣れてくれなかった小梅ちゃんでしたが、豆蔵くんのおかげですっかり家族の一員に。
いつまでも兄妹のように仲睦まじく、過ごしてくれるといいですね。
