幸せの象徴として親しまれてきたコウノトリ。空を舞うその姿に、未来の家族のことを思い浮かべたり、願ったりする人もいるでしょう。
＠asuka_4kids__さんが、コウノトリを見た1ヶ月後の出来事についてInstagramに投稿し、話題になっています。
子どもたちについて、ママさんに話を聞きました。
コウノトリを見た1ヶ月後
あるとき、ママさんとパパさんが一緒に住んでいた家の近くでコウノトリを発見した2人。
家の近くにコウノトリが来るのはとても珍しく、その日は60年近く住む人も「初めて見た」と言うほどでした。そこで、ママさんは願掛けとして携帯の待ち受けにしたそう。
すると、1ヶ月後に妊娠が判明。最初は「双子」と聞き、とても嬉しかったママさん。妊娠前にはパパさんと「双子だったらいいね」と話していたといいます。
しかし、その後「双子」ではなく「三つ子」と分かり、ママさんは本当に驚きました。先生から「三つ子の妊娠と出産はハイリスク」と説明を受けて不安もあったものの、それ以上に「嬉しい！」という気持ちが大きかったといいます。
パパさんも、三つ子だと聞いた瞬間に笑ってしまうほど驚きながらも「妊娠すること自体が奇跡。その上で3人もの命を授かれたことが嬉しい」と喜んでくれました。
ママさんの両親に伝えたときも、まずは驚き「双子は聞いたことあるけど、三つ子は見たこともない」という反応。それでも「協力するから、みんなで育てようね」と言ってくれ、とても心強かったと話します。
妊娠中の大変さと支えになった出会い
妊娠中に大変だったのは、お腹の大きくなるスピード。つわりはなく元気だったものの、体は思うように動かず、仰向けで寝られない、寝返りができない、胃が圧迫されて1度に食べられないため、1日5食に分けて少しずつ食べていました。
最もつらかったのは精神面です。出産前2ヶ月は管理入院となり、コロナ禍で面会も外出もできず、孤独感がありました。
そんな中、同じ時期に双子を妊娠していた人と仲良くなり、病室でのおしゃべりが気分転換に。今も「双子・三つ子ママ友」として子ども連れで集まる仲だそうです。
出産は33週での計画帝王切開。肺が未熟かもしれないと言われ「産声を聞かせてくれるかな？」と不安でしたが、3人とも元気な声をあげ、涙があふれたといいます。
「3人とも小さな小さな赤ちゃんでしたが、初めて抱っこしたときに“命の重み”を強く感じました」と話していました。
4人の子どものママに
現在は、妹さんも生まれ、4人の子どもを育てています。育児で意識しているのは「愛情をたっぷり伝えること」。
三つ子の男の子たちは4歳になり、やんちゃも増えて叱ることも多いものの、寝るときは1人ずつに「大好きだよ、おやすみ」と伝え、朝は「おはよう、大好き。今日も会えて嬉しい」と声をかけているとのこと。
「思春期に『やめてー』と言われるまで続けたいと思っています」と教えてくれました。
子どもたちの今後について、ママさんはこのように話します。
「人に優しく、自分に厳しく育ってほしいです。困っている人を助けられる人に、嬉しいことをしてもらったら『ありがとう』と伝えられる人になってほしいです」
「三つ子は生まれる前からずっと一緒。けんかも多いですが、気づけば協力してやり遂げることもあり、小さな社会のようだと感じています。ケンカの力加減なども、兄弟で学んでいると感じます」とも語っていました。
投稿については「三つ子を含む4人の子どもたちとの日常や、育児の工夫を発信していきたいです。『あるある』『分かる！』と共感してもらい、悩んでいるのは自分だけじゃないと感じてもらえたら嬉しいです。また、私が娘の育休中に出会った“ゆるっと育児”の様子もお伝えしたいと思っています」と教えてくれました。
4人の子どもたちの今後の成長が楽しみですね。