子育てをしていると、周りの人の優しさに触れることもありますよね。その一瞬が、日々の大変さを和らげてくれるのかもしれません。@aki_ohaganさんが、突然近付いてきた男子中学生たちの“予想外の行動”をInstagramに投稿すると「あまりにも平和」「王子様集団」などのコメントが寄せられ話題になっています。
このときの様子について、ママさんに話を聞きました。
男子中学生が手にしていたものは…
1歳3ヶ月の娘さんと駅まで歩いていたママさん。すると、近くを通った男の子たちが元気よく挨拶をしてくれたあと「暑いですね~」と、持っていたうちわを掲げて「いりますか?」と駆け寄ってきたそう。
すると、男の子たちは一斉に、ベビーカーに乗った娘さんをあおぎ始めます。娘さんは、たくさんの男の子たちに囲まれて少し驚いた様子。

「涼しい?」と言いながらニコニコとあおいでくれる男の子たち。そんな様子に「こうした行動ができるってとっても優しいなぁと感じたのと、日本ではいろいろな報道があるけれど、こういった日々のなかにある小さな幸せを積み重ねていきたいと思いました」とママさん。

その後、男の子たちはママさんにうちわを渡し、笑顔で去っていったのでした。
オーストラリアと日本での子育ての違い
普段はオーストラリアで子育てをしているママさん。日本との違いを感じることがたくさんあるといいます。
オーストラリアでは、子どもの頃から赤ちゃんや妊婦さん、ベビーカーを押している人のお手伝いをするという文化があるとのこと。

「ベビーカーを押しているのが私(女性)だけでなく、夫(男性)であっても、子ども達がベビーカーに道を譲ってくれた」と、オーストラリアでの様子を教えてくれました。
また、電車内で印象的に感じた出来事も。ママさんがベビーカーを押しながら電車に乗ると、優先座席に若い男の子が座っていました。
しかし、そのときは車内が空いていたため「ま、いいっか!どこでも座れるし!」と思っていたママさん。すると、若い男の子は、ママさんたちが電車に乗った瞬間にベビーカーの存在に気付き、席を移動してニコッとしてくれたといいます。
そのときの様子について「その笑顔にも癒されましたが、彼らがしっかりと『優先座席』の意味を分かっていることが素敵だと感じました」と教えてくれました。

「社会全体が理解をして、助け合って子育てができる日本にもいつかなると信じて、今回の動画もそんな気持ちで投稿させていただきました。優しさが連鎖してほしいという私の小さな願いです」と話してくれました。
男の子たちが駆け寄ってきた様子は、とても微笑ましかったですね。素敵なエピソードでした。

