食べ盛りの男子高校生の弁当作り。スーパーの弁当に対抗した結果「発想脱帽です」「息子くんが羨ましい!」「すごく美味しそう」

食べ盛りの男子高校生の弁当作り。スーパーの弁当に対抗した結果「発想脱帽です」「息子くんが羨ましい!」「すごく美味しそう」

高校生の息子さんに作る創意工夫のお弁当。お母さんからの愛情が、お弁当から伝わってくるでしょう。@ponko2_88さんが、お弁当作りの様子をInstagramに投稿すると「すごく美味しそう」「発想脱帽です」「息子くんが羨ましい!」などのコメントが寄せられ話題になっています。

@ponko2_88さんに話を聞きました。

ご飯と鶏もも肉のトマト煮(@ponko2_88さんより提供)

予算を設定した弁当作り!

高校2年生の息子さんは、思春期の真っただ中。@ponko2_88さんは「まともに関われることといったら、ごはんだけかも」と感じていました。

高校には学食がなく、購買で買えるのもパンだけという環境。お弁当を作った場合、息子さんから「冷食(冷凍食品)つめただけじゃん!」と突っ込まれるかもしれないと思っていました。

たまご焼き(@ponko2_88さんより提供)

「しっかり作ったよ!」と胸を張りたくて、冷食には頼らないと決めたそうです。Instagramは、作ったことを証明するために始めたといいます。

350円という予算は、当初300円だったそうで「近所のスーパーで298円弁当が売っていたので対抗しました。物価高で50円ほど値上げしましたが」と教えてくれました。

ほうれん草のバターソテー(@ponko2_88さんより提供)

食材については「安い店を選んで買います。肉はこの店、魚と野菜はあの店、といった感じでスーパーを使い分けています」とのこと。また「鶏肉、豚こま肉中心で、牛肉は入りません(笑)野菜はそのときに安かったものを使います」と予算に合わせて買い物をしているんだとか。

なお、お弁当箱は100円ショップで購入した860mlの蓋付きボウルだそうです。

肉と魚、3色の彩りで栄養満点!

たこ(にんにく、塩こしょう)(@ponko2_88さんより提供)

メニューを考える際は「メイン級のおかずは2品とし、なるべく肉と魚の両方を入れること」「黄色、緑色、赤色(オレンジ色)を入れて彩りを良くすること」を意識。

ただし「生のトマトが苦手なので使えないのが悩みどころです」「基本的に作り置きはしておらず、ノープランで朝に冷蔵庫を見てレシピを探すことも。効率は良くないですね」と、苦労も明かしてくれました。

ちなみに、今回のお弁当の内訳はごはん90円、鶏もも肉のトマト煮160円、たまご焼き28円、ほうれん草のバターソテー15円、たこ(にんにく・塩こしょう)75円。合計378円と予算をわずかにオーバーしてしまいました。

完食してくれる息子さん

ふりかけと梅干を加えて完成(@ponko2_88さんより提供)

手間と愛情を込めたお弁当ですが、息子さんからは「何あれ? もう入れんな。創作すんな!」と冷たい言葉が返ってくることも…。

「少し腹は立ちますが『ごもっとも』だとも思います。でも、完食はしてくれるので良しということに」と話します。逆に、“美味しかった風の言葉”は2回だけ聞いたそうです。

別の日の弁当(@ponko2_88さんより提供)
完成した弁当(@ponko2_88さんより提供)

今後について「夏休みに350円で“冷食だけ弁当”を試そうと思っています」と@ponko2_88さん。また「趣旨とは外れますが、一度予算を気にせずに作りたいという気持ちもあります」と語ってくれました。

母の愛情と工夫が込められたお弁当に、共感が集まった今回の投稿。@ponko2_88さんのお弁当作りが、多くの人にヒントと癒しを届けてくれることでしょう。

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