ふと立ち止まって、いつかの夢を思い出すこともあるかもしれません。@harukaxblogさんが、退職して旅に出る姿をThreadsに投稿すると「カッコイイ」「素敵すぎます」「応援してます」「素晴らしい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿者さんに話を聞きました。
背中を押してくれた、周囲の温かい応援
投稿者さんは5年半務めた会社を辞め、世界一周旅行へ旅立つ決意をしました。
学生時代から「世界一周したい」と思い、20代のうちに行かないと後悔すると感じていたそうです。キャリアを手放し、安定した収入がなくなる不安もありましたが、それ以上に待ち受けている冒険へワクワクしていたといいます。

世界一周をしたいと思うようになったのは、大学4年生の頃。世界一周を終えたある写真家が開いた写真展がきっかけでした。
写真を見て世界にはまだまだ知らない絶景や民族の生活があることを知り、自分の目で見てみたいと思うように。しかし、当時学生だった投稿者さんは時間があるけどお金がない状況でした。
社会人になると、お金はあっても時間がない。そこで働いて資金を貯め、退職後に世界一周へ行くことを決意していたそうです。

投稿者さんの長年の夢であることを伝えていたため、世界一周旅行へ出発するとき、周囲はたくさん応援してくれました。
特に辞めることに対し否定的な反応を予想していた上司からは「世界へ羽ばたけ!」と背中を押され、反対されるかと思っていた母親からは「自分ができなかった勇気ある挑戦に向かって頑張れ」と涙を流しながら応援されたといいます。
もともと長期間の一人旅に対する不安が大きかった投稿者さんでしたが、周囲の温かい言葉を受け「私らしく全力で楽しむぞ!」と旅への高揚感に満ち溢れたのだとか。

発信する旅人として、誰かのきっかけに
旅支度として投稿者さんは、荷物や海外保険など、旅において必要な下調べはもちろん、自身の旅が誰かのきっかけになればと、YouTubeやSNSでの発信を準備しました。
初めての海外は、19歳のオーストラリア留学だったという投稿者さん。
もともと海外が好きというわけではなく、自分に自信がなく他人と比べて劣等感を抱いていましたが、留学を機に「他人と比べず、自分らしく生きよう」と思えるようになったそうです。
その後、海外へ行くたびに日本での常識を覆すさまざまな生き方をしている人々と出会い、考えが徐々に変わり、今の投稿者さんの価値観が形づくられたのだとか。
「誰しも、些細なきっかけで何か動かされるものだと思うんです。だからこそ、SNSを通じて私の旅を見た誰かに何か感じ取って頂けたら嬉しいなと思い発信を続けています」と想いを聞かせてくれました。
絶景の先に、新たな夢が広がる
2024年11月から現在までに、東南アジア、南アジア、アフリカの合計19ヵ国をまわったという投稿者さん。特に憧れていたアフリカには5ヶ月滞在し、多くの景色を巡りました。

これからも「行きたい国や絶景は山ほど」あるという投稿者さん。それに加え現地の方との深い交流をするため、語学を習得したいと現在はスペイン語を勉強中で、スペイン語留学もする予定です。

さらに「いつか世界一周を無事終えたら旅をまとめた本を出したいと考えています。本でなくても、旅の記録は何らかの形で残したいと考えています」と新たな夢を追いかけています。

“やってみたい”を“やってみた”に変えた投稿者さん。その旅は、まだ続いています。投稿者さんの旅が、きっと別の誰かを動かすことでしょう。
なお、投稿者さんはThreadsの他にもYouTubeでも旅の様子を発信しています。
