「買ってきた卵を温めたら、本当にヒヨコが産まれるのかな…」そんな疑問を持ったことはありませんか?@juupiiiiiiiさんが、ウズラの卵の孵化に挑戦した動画をInstagramに投稿したところ、「素敵な体験」「すごい」「感動」「眼差しが温かくてほっこり」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
こちらの投稿について、@juupiiiiiiiさんに話を聞きました。
スーパーで買ったウズラの卵を温めてみると
ある日、スーパーでウズラの卵を買ってきた投稿者さん。
YouTubeを見て、スーパーで売られている卵にも稀に有精卵が混じっていることを知った9歳の長女さんが「やってみたい」と言い出したのを機に、孵化に挑戦することになりました。
卵を孵化させるためには、温めるだけではなく、数時間に一度回転させる必要があるため、一定の時間で自動回転させ、湿度や温度も設定出来る孵化器を使用することに。
長女さんは毎日、カレンダーに印をつけながら「まだかな、まだかな」とワクワクしながら見守っていました。
卵を温めはじめてから19日目、ついに変化が表れました。一つの卵にヒビが入りはじめたのです。

クチバシで殻をつつく「コツコツ」とした音と共に、次第にヒビ割れが大きくなっていきます。


卵の殻から足が出てきた…と思うと、見事にウズラの赤ちゃんが姿を現しました。
その一部始終を娘さんと見守った投稿者さんは、新しい命の誕生に大感激!産まれたウズラの赤ちゃんは、”うじゅ”と名づけられ、家族の一員に。
命が誕生することの奇跡を学ぶ
実は、うじゅちゃんが産まれる前、別の卵からも内側からクチバシでつっつく「嘴打ち」が始まっており、しばらく見守っていたそうですが、夜遅い時間帯だったため、翌日を楽しみにしながら就寝。
しかし、翌日の早朝、長女さんと卵の様子を見に行くと、ヒビが入ったまま動かなくなってしまい、卵の中で亡くなっていた事が分かったのだそうです。
投稿者さんは「産まれなかった卵への残念な気持ちや、途中で亡くなった子への悲しい気持ちもあり、すべての生命が産まれてくることが当たり前ではなく、奇跡だということを改めて感じました」と話してくれました。
うじゅちゃんのその後

孵化に立ち会い、産まれた時から家族の一員であるうじゅちゃんは、とても人懐っこい性格で、ヒナの頃は人がいなくなると、よくピーピーと寂しそうに鳴いてました。特に長女さんの事は、「お母さん」だと思っているかのように、とても懐いているそうです。
その後、生後40日目頃から卵を産み始め、メスであることが判明しました。


すくすくと成長したうじゅちゃんは、ゲージに手を入れるとすぐに駆け寄ってきて、大好きなおやつの豆苗をもらったり、手の上で眠ってしまったり…。その姿はとても可愛らしく、家族みんなに愛されて育っているそう。

この世に生を受けることは、奇跡そのものです。全ての生まれた命に感謝することの大切さに、改めて気づかせてもらいましたね。
