文化も言葉も異なる海外での生活は、新たな発見の連続です。
今回、日本での生活で特に驚いたことについて語ってくれたのは、インドネシア出身・30代の女性会社員、マルさんです。
来日して間もないマルさんが、日本の街の清潔さとゴミの分別ルールに強い衝撃を受けたと語ります。
まるで磨かれたような街並み
日本に到着してまずマルさんが驚いたのは、街の隅々まで行き届いた清潔さでした。
「インドネシアの街も活気がありますが、日本のようにどこもかしこも綺麗に保たれているのには本当に驚きました。道にはゴミが落ちていませんし、建物も手入れが行き届いているように感じました」
その美しさは、まるで美術館のようだ、とマルさんは表現します。
細かすぎるほどのゴミ分別ルール
さらに、マルさんが目を丸くしたのは、日本のゴミの分別方法でした。
「こんなに細かくゴミを分別する国は初めて見ました。燃えるゴミ、燃えないゴミはもちろん、プラスチックやペットボトル、缶など、種類ごとに細かく分けられていて、最初は戸惑いました」
しかし、この厳しいルールこそが、日本の清潔さを保つ秘訣なのだと感じたそうです。
ポスターに込められた意識の高さ
マルさんが特に感動したエピソードがあります。それは、マンションの掲示板に貼られていたゴミ分別を呼びかけるポスターでした。
「ただ分別方法が書かれているだけでなく、『地球のために』とか『未来のために』といったメッセージが添えられていて、日本人の環境に対する意識の高さに心を打たれました」
この経験を通して、マルさんは自身の生活においても衛生面や環境問題への意識が大きく変わったと言います。
地球規模で考える日本の姿勢
マルさんは、この体験を通じて他の外国籍の人々に伝えたい日本の魅力として、「地球環境問題への取り組み」を挙げました。
「日本での生活を通して、私たちはもっと地球全体のことを考えて行動するべきだと強く感じました。日本の街の美しさ、そしてゴミ分別に対する意識の高さは、世界が見習うべき点だと思います」
インドネシアから来たマルさんにとって、日本の清潔さとゴミ分別ルールは、単なる習慣の違いを超えた、深い感銘を与える出来事だったようです。
