みなさんは、「おから」と聞くとどんなイメージがありますか?
「ダイエットにいい!」「体にいい!」など、健康的なイメージが出てくる方が多いのではないでしょうか。
そんな健康に良いおからですが、年間5万トン廃棄されている残念な現実があります。

この、おから廃棄問題を解決しようとしているのがSoy王子さん(インスタグラムアカウント:tounyu_ohji)。どうしておからに注目して問題を解決しようと考えたのでしょうか。

今回は、Soy王子さんご本人にお話を伺ってみました。

おからグラノーラで、捨てられる運命のおからを救いたい!

@tounyu_ohjiより提供

元々料理人をされていたSoy王子さん。過去の投稿を見ると、豆乳を使ったレシピを始め、おいしそうなレシピがズラッと並んでいます。

ある時、日本のフードロス問題について調べていたsoy王子さんは、おからが毎年大量に廃棄されている事実を知ります。Soy王子さんのリサーチによると、捨てるだけでも月に5万円かかっている豆腐屋さんもいるそうです。

ある豆腐屋さんでは、おからを廃棄するのに月5万円かかることもあるそうです。(@tounyu_ohjiさんより提供)

廃棄されるおからを少しでも減らすべく、フォロワーさんとも相談しながら考えたSoy王子さんはグラノーラを作ることに決めました。

作るにあたり、意識した点は3つ

・とにかく水分量が多いおからをザクザクさせる
・味、栄養のバランス
・どこまで値段を抑えられるか

完成したおからグラノーラを、試食として50名の方に食べてもらう企画をしたところ、集まった応募数は500人。試食していただいた方からは、なかなか良い手ごたえが返ってきたようです。

そしてこのおからグラノーラは、現在(2023年10月20日時点)商品名を募集しています。10月中には決めたいとのことですので、いいアイディアがある方はぜひSoy王子さんのインスタグラムにコメントしてみてくださいね。

「早く皆さんの元へ届けたいです」

試作中のグラノーラ(@tounyu_ohjiさんより提供)

おからについて情報を発信してから、インスタグラムの反応では「おからがこれだけ廃棄されてるのは知らなかった」、「廃棄するだけで費用がかかってしまうことを初めて知った」、「これだけ廃棄されるのは勿体無い」と反応をもらうことが多かったようです。Soy王子さん自身でも、どうにか解決すべき問題だと強く感じたとのこと。

おからグラノーラの販売は来年2月頃を予定しています。

栄養たっぷりのおからグラノーラ。「朝は忙しくてご飯の準備がまともに出来ない。だけど栄養のあるものを食べたい!」という方にぴったりです。
Soy王子さんは、「本気で良いものだという自信があるので、早く販売開始したくてソワソワしていますが、しっかりと準備をしていこうという気持ちです」と熱く意気込みを語ってくれました。

気になるおからグラノーラの販売方法ですが、初めはネット通販Amazonで販売予定だそうです。
その後、大阪にある飲食店、豆腐屋さんなどの店舗で卸せるようSoy王子さんは今後の動きを考えています。

おからは年間約5万トン程捨てられている(@tounyu_ohjiさんより提供)

年間5万トンという膨大な量が廃棄されているおから。少しでも廃棄される量が減れば豆腐屋さんにとっても嬉しく、フードロス問題解決にも一役買ってくれそうです。
あなたも一度おからグラノーラを食べてみてはいかがでしょうか?

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