猫は、布団のようなあたたかい場所が大好きですよね。特に肌寒くなってきた日にはあたたかい場所を探し求めているのではないでしょうか。「一体、私にどう寝ろと…??」という言葉と共に6匹の猫が布団を占領して寝る写真をツイートしたのはwuki wukiさん(@wukiwuki5)です。写真を見ると、布団の上で寝ている猫たちの他に、掛け布団をかけ頭を出し人間のように寝ている猫までいます。wukiwukiさんは、どうやって寝たのでしょう。話を聞きました。

wukiwukiさんの家には現在8匹の猫が住んでいます。wukiwukiさんは、なんとこの日、このまま掛け布団なしで寝たそうです。
このツイートのリプライには「こんな感じでおやすみください」「お猫様優先なのでこのように寝てください」「もう、これは郷に入っては郷に従え。猫になるしか」などとこの写真に寝るポーズを描いた寝方の提案がたくさんありました。正解はあったのでしょうか。
「色々提案して頂き、面白かったです。ありがとうございました。正解は、たまに畳に落ちながら、意地でも右端で横向きで細く寝させてもらいました。猫たちも察してくれたようで、時間が経つにつれて端に寄ってくれました。」

『ソファージャック』(@wukiwuki5さんより提供)

普段は、布団を敷くのを猫たちが待ち構えているので、wukiwukiさんは、急いで布団を敷いて先に寝るそうですが、この日は掛け布団をかける前に、少しの間離れてしまったことで猫たちが先に寝てしまったそうです。
「普段は私が布団の中に入ってから、真ん中で仰向けに寝ているところに集まってくる感じです。枕元にいるマメは毎日、私が起きるまで一緒にいます。私が寝返りをしない限りは私の腕枕です。目が覚める頃は姉妹猫2匹が加わり、(マメと合わせて)3匹が枕元にいます。あとの5匹は両足の横、間にそれぞれいます。途中で場所の取り合いで揉めて布団を諦める子もいます。4匹の兄弟猫が朝5時半頃から暴れ出すという毎日です。」

腕枕で寝ている様子(@wukiwuki5さんより提供)

普段から、たくさんの猫と寝室を共にしていることから起こった今回の出来事だったのですね。幸せな寝室ですが、朝5時半に起床するのは楽ではないですね。

wukiwukiさんがたくさんの猫と暮らすようになったきっかけは、20年前にさかのぼります。当時、野良の母猫がwukiwukiさんの後をついてきて一緒に家に入り、居ついてそのまま家族になりました。野良の母猫は、5匹の猫を産みました。

「最初は里親を探して、1匹譲渡したのですが、その方の猫に対する扱いが、紙袋1枚持ってもらいに来るなど、雑に思えました。1時間後には『先住猫と合わないから』とすぐ返しに来ました。中には大事にしてくれる里親さんはたくさんいるでしょうが、私の場合は最初がそれだったので、もう嫌になってしまいました」

そのことをきっかけに、猫を保護するたびに兄弟猫を離したくないと考え、兄弟での受け入れをしているうちに、たくさんの猫と一緒に暮らすようになったそうです。

『18年前の写真です。6匹とても仲良しでした。』(@wukiwuki5さんより提供)

たくさんの猫と暮らすことの苦労を聞くと、「小さい子と一緒で、好奇心のある1匹が何かやりだすと、続けてマネをしだすので、この場所はイタズラしてはダメとか家のルールを覚えるまでは根気よく教えることです」と話してくれました。「癒されて笑かしてくれて大変なことも吹き飛びます。この子たちの命を預かっていることを考えると、健康でいなくてはと思わせてくれます」と話すwukiwukiさん。外にいた猫たちが、今は家の中でみんなで朝5時半から運動会をしているのは、とてもほほえましいですね。

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