地元の特産品や地域団体を応援し、商店街を盛り上げようと、高校生たちが中心となって企画・運営したグルメイベントが、岡山県津山市で開かれました。

新型コロナ禍の中、開催自体が危ぶまれた今回のイベントを成功に導いたのは、高校生たちのアイデアと元気でした。

高校生が企画運営「うまいもん商店街」

11月1日に岡山県津山市で開かれたのは、 「第2回県北のうまいもん大集合!うまいもん商店街!inソシオ一番街、銀天街、元魚町商店街」です。

このイベントは、高校生が地域の人や取組み・ものなどを知るきっかけにしようと、岡山県美作県民局とNPO法人みんなの集落研究所が2019年度に続いて主催しました。
企画運営の中心を担ったのは、高校生有志が集まった実行委員会で、美作県民局管内の5校から14名が運営メンバーとして関わりました。 

新型コロナ禍での開催…出したアイデアは?

記者会見の様子

今年は1回目の昨年と全く異なる「新型コロナ禍での開催」です。
開催にたどり着くまでにたくさんのことをクリアしていかなければならないという状況の中、メンバーは「高校の枠を超えた仲間と商店街を盛り上げ、地域愛を深める」というミッションのもと、8月から何度も会議を重ね企画を練ってきました。

イベントにおける新型コロナウイルス感染防止の具体的な対策として、来場者受付を設置し、検温やコロナ対策アプリの確認を行い、「来場者受付&検温済カード」を配布することに。

 

来場者受付&検温済カード

「来場者受付&検温済カード」のイラストは、来場者の方の記憶に残るようにと高校生自らデザインしました。また、来場者に受付を通っていただいたお礼にと、こちらも高校生のイラストが描かれた買い物用ナイロン袋を、来場者プレゼントとして用意しました。

 

オリジナル買い物袋

そして、店舗ごとのソーシャルディスタンス確保やテイクアウト方式による開催、手作りの飛散防止パーテーションを各店舗に設置するなど、考えられる対策をイベント前日まで一生懸命考えました。

高校生の元気が商店街に活気を

そんな高校生たちの思いが届いたのか、当日は天気にも恵まれ、予定通りの開催となりました。
実行委員会と当日ボランティア、計55名の高校生達が、朝8時から集合して会場の準備を進め、出店者の方たちと一緒に協力して、11時からイベントをスタートしました。

来場者を受付へ誘導する高校生たち

会場には、津山市高倉の焼き芋や同市城西のちらし寿司、美作市上山のジビエカレーなど岡山県北地域が誇るうまいもんが大集合。コロナ禍の影響もあり昨年よりも客足は少なかったものの、ほとんどの店舗で予定時刻より早くに完売していきました。

 

シャッターが閉まっている空き店舗の前に出店

お客さんたちは高校生たちに興味深々でした。
地元で働いているお客さんは、「いつもお昼を買う所が決まっているけれど、今日は元気な高校生に引き寄せられてこっちに来てみました」と買い物を楽しんでいました。

また、出店者のみなさんからも「高校生と一緒にできてとても楽しかった!次回以降もぜひ参加したい」という声が多く聞こえてきました。


イベントに参加した高校生たちからは

「高校の枠を超えて、同じ目標に向かう仲間が出来たことがとてもよかった」

「地域のたくさんの大人のみなさんと関われてとてもいい経験になった」

「一つのイベントに最初は何気なく参加していただけだけど、自分が関わって進めていく中でたくさんの人たちの関わりや、細かい準備や調整がイベントの背景にはあるんだという事を学ぶことが出来た」
などという声が聞かれました。

先輩から後輩へ「来年もがんばって」と声をかけあう姿もとても素敵でした。

 

実行委員とボランティア※撮影時のみマスクを外しています

最後に高校生たちの今後の願いを紹介して終わりたいと思います。

 「地域を盛り上げたい意思をもつ高校生と地域の人たちをつなぐための一つの機会となるように、来年以降もこのイベントが開催され続けることを祈っています。」

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