あれはなんだ!?動物か?シカか?ヤギだ!!

岡山県奈義町。那岐山を見渡せる国道53号線を車で走っていると、田んぼの中に何やら茶色いものや白いものが動いています。

・・・なんとそこにはヤギが。

国道沿いの田んぼにヤギ

このヤギを飼育しているのは、奈義町で農業を営む小阪さん。自身が管理する大規模な田んぼの雑草に頭を悩ませていました。ある時、親戚の家で雑草を食べてもらうためにヤギを飼っているのを見て、「これだ!」とひらめいたそうです。

そして地元の知り合いから20194月、メスのももちゃんを譲り受けました。6月にはオスのゆきちゃんも加わり、田んぼの草を食べる『草刈り協力隊』を結成しました。

お腹いっぱい食べつくす!欠勤もOK

メスのももちゃんの世話をする小坂さん

協力隊の仕事は、朝田んぼに出勤して午後5時頃まで草をひたすら食べること。ペチャンコだったお腹は、はちきれそうなくらいパンパンになるそうです。
水が嫌いなゆきちゃんとももちゃんは、雨の日はお腹が空いていても欠勤。小屋でかぼちゃや豆がらなどを食べて雨が止むのを待ちます。

オスのゆきちゃん

新しい子ヤギも誕生!地元の名物に

8月2日、ゆきちゃんとももちゃん夫婦に父親譲りで真っ白な毛並みの海(かい)くんと葉月(はづき)ちゃんが産まれました。

2匹の子ヤギが増えたことで、ゆきちゃん一家はご近所ではちょっとした有名人に。近くの幼稚園の散歩コースにもなっていて、「園児たちが声をかけに来てくれたり、見ず知らずの人が一眼レフで写真を撮っていたりするんです。」と小阪さん夫婦も嬉しそうに話してくれました。

夏に産まれた海(かい)くんと葉月(はづき)ちゃん

大きな田んぼで作っているお米は、学校給食にも使われているとのこと。ゆきちゃん一家の協力が、子どもたちの食育にもつながっていました。

また、小阪さんは菜の花を土に混ぜ込み肥料にして育てた、奈義町特産の「菜の花米」の生産もしていて、収穫を増やすため、田んぼをさらに大きくする計画を立てているそう。

ゆきちゃんたち『草刈り協力隊』はますます忙しくなりそうです。

この記事の写真一覧はこちら