28歳のときにがんと診断された、サイタマ(@onepunchman19961227)さん。抗がん剤や放射線治療を経て一度は回復しましたが、その後、再発が判明しました。現在も治療を続けながら、病気のことや日常の様子をSNSで発信しています。
そうした発信に込めた思いや、日々の向き合い方について話を聞きました。
見首の腫れをきっかけに判明したがんの診断
サイタマさんは、2022年11月にがんと診断されました。診断の約1ヶ月前、扁桃炎をきっかけに首の腫れがなかなか引かず、近所の耳鼻科を受診。詳しい検査の結果、がんが見つかりました。
診断前には、扁桃炎を繰り返していたほか、貧血や強い乗り物酔いなどの症状もあったといいます。

診断を受けた当時は「知識もなく、テレビやドラマの世界の出来事のようで、ただ『マジか…』という気持ちだった」と振り返ります。医師の説明は難しく、状況も把握できないまま、情報の多さに戸惑いました。

その後、抗がん剤治療と放射線治療を開始。抗がん剤は3回、放射線治療は35回に及び「このときの治療が一番つらかった」と話していました。
再発後に向き合う治療と副作用の日々
サイタマさんは4ヶ月の闘病を経て日常生活に戻りましたが、半年も経たないうちに再発が判明しました。
「ショックでしたし、またあの治療を受けると思うと恐怖もありました」と当時の心境を語ります。

そして、現在も抗がん剤治療を続けているサイタマさん。
今使用している薬は、投与翌日に吐き気やだるさが出るほか、味覚障害によって食事がとれなくなることもあります。さらに、副作用で関節痛が起こり「インフルエンザのときのような痛みで、とてもしんどい」と話していました。

こうしたつらさを乗り越えるため、吐き気やだるさが出る日は「今だけ」と言い聞かせて過ごしているそうです。関節痛に対しては痛み止めを服用しつつ「もう、痛い!」と口に出して発散することもあります。
治療と並行して続けるSNSでの発信
現在も抗がん剤治療を続けながら、サイタマさんは日常の様子をSNSで発信しています。発信を始めたきっかけは、抗がん剤の副作用による皮膚障害が想像以上に重く、その対処法について情報を得たいと考えたことでした。

病院の日や仕事の日など、日常の様子を投稿するうちに、同じ病気の人や別の病気と向き合う人たちから「励みになります」「元気になります」といった声が届くようになりました。そうした反応を受け「私の普通の日常でも、見て元気や勇気を与えられているのなら」と感じ、発信を続けているといいます。

ギリシャ神話が好きなサイタマさんの今後の目標は、それに関係した検定の取得や、言語の検定取得です。また「モデルとは言わないですが、表に出る仕事をして、同じ病気の人や違う病気の人への励みになればなと思っています」と話してくれました。
若くしてがんを経験し、再発も経てきたサイタマさん。SNSでは、抗がん剤治療に伴う副作用や仕事との両立など、寄せられる質問に率直に答えています。がんや病気と向き合う人にとって、副作用や仕事に関する情報は関心の高いテーマです。サイタマさんの発信は、同じような状況にある人にとって、参考となる情報のひとつとなっているようです。

