車に轢かれ、足が麻痺した猫を保護。その後、猫が繋いだ縁で結婚が決まり→挙式で起きた“奇跡”に「泣きそう」「悶絶」

車に轢かれ、足が麻痺した猫を保護。その後、猫が繋いだ縁で結婚が決まり→挙式で起きた“奇跡”に「泣きそう」「悶絶」

人生の節目である結婚式に、ペットと一緒に参加したいと考える人も多いでしょう。@bellebon_1225さんが、結婚式での“特別な演出”をThreadsに投稿。いったいどんな奇跡が起きたのでしょうか?

猫ちゃんとの誓いのキス

@bellebon_1225さんは、結婚式の誓いのキスを飼い猫のBelleちゃんにすることにしました。すると、キスの瞬間にBelleちゃんが「にゃあ」とひと声。あまりのタイミングの良さに会場が沸き、忘れられない特別な演出になりました。

結婚式での様子②(@bellebon_1225さんより提供)

Belleちゃんは雨の日に偶然出会い、保護した猫です。@bellebon_1225さんは移動中に事故を目撃し、必死に歩道へ這う姿を見て車を止めて助けたといいます。

病院で診察を受けた結果、右腕に麻痺が残りましたが、治療により腕全体は動くようになり、現在は手先のみが不自由な状態です。当初は治療後に里親を探すつもりでしたが、後遺症や里親詐欺の存在を知り「必ず幸せにしたい」と迎え入れることに。名前の“Belle”には、災難を払い幸せを呼び込む願いが込められています。

治療後のBelleちゃんは、しばらく介助なしでは排泄できませんでしたが、自力でできた瞬間には大きな喜びを感じた@bellebon_1225さん。小さな身体で必死に生きるBelleちゃんの姿に、深く心を動かされたそうです。

「どうにか生きようと頑張るBelleを見て、考えさせられることがたくさんありました」と振り返っています。

キューピットのBelleちゃん

もともとは友人同士だったという旦那さんとお付き合いすることになったきっかけは、Belleちゃんの里親探しの相談でした。旦那さんは「もし誰も里親がいなければ、きちんと考えるね」と真剣に返事をしてくれていたため、その後も治療の経過を共有していたといいます。

結婚式での様子③(@bellebon_1225さんより提供)

治療が落ち着いた頃、旦那さんから「猫可の物件を探して、あなたの実家近くに引っ越すよ。あなたとBelleを幸せにしたいから、一緒に来てほしい」と言われ、その言葉をきっかけに交際と同棲がスタート。

交際当初から「いつ結婚する?」と自然に話すほど仲がよく、婚姻届の提出日は、2人を結びつけたBelleちゃんの誕生日である12月25日に決めたといいます。

「Belleがいなければ、ただの友人で終わっていたよね」と今でも語り合うほど、大切な存在なのだとか。

Belleちゃんのお誕生日は、子猫で保護した時期や歯の生え変わり、発情のタイミングなどから「クリスマス頃だろう」と獣医さんに教えてもらったといいます。

結婚式の演出

結婚式の演出は@bellebon_1225さんが考えたもので、式場の許可が出ればBelleちゃんと一緒に参加する計画でした。
本来は12月25日に挙式する案もありましたが、参列者の予定や愛猫たちの体調面を考慮し、別日に開催することに。

また、「両親や親族の前で旦那さんと誓いのキスをするのが恥ずかしい!」という理由もあったのだとか。

結婚式での様子④(@bellebon_1225さんより提供)

式前日は、BelleちゃんとLionちゃんの2匹ともホテルに宿泊。
Belleちゃんは落ち着いて過ごせた一方で、Lionちゃんは人見知りと体調を考えて結婚式への参加は見送り、ホテルの部屋で待機していたそうです。

LionちゃんとBelleちゃん(@bellebon_1225さんより提供)

結婚式に猫が参加するのは式場でも初めてだったため、参列者には事前に犬・猫アレルギーの有無を確認したといいます。
当日は、抜け毛対策や洋服の着用、万が一に備えたカートや簡易ケージ、タオルケットなど、できる限り“自宅の匂いで安心できる環境”を整えたそうです。

お母さんが連れてきたワンちゃんたち(@bellebon_1225さんより提供)

また、爪とぎの癖がある猫ちゃんたちのため、前日にしっかり爪を切って式場の床に傷がつかないよう配慮。式場スタッフや親族のサポートで、Belleちゃんは常に安心して過ごせる環境が整えられていました。

大切な家族であるBelleちゃんと迎えた結婚式は、2人にとっても特別な思い出になったことでしょう。「泣きそう」「悶絶」などのコメントが寄せられており、あたたかい愛情に包まれながら、これからも穏やかな日々を重ねていくことが想像できますね。

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