今回お話を伺ったのは、20代の会社員の女性である齋藤さん(仮名)。
写真に写るのは、幼いころの彼女と妹さん。
当時は年齢が近く、毎日のようにケンカしていたといいます。
けれど、20年近くたち大人になった今では“何でも話せる存在”に変わったそう。
姉として、妹さんの成長をどのように感じてきたのかを聞きました。
「とにかく毎日ケンカ」だった幼少期
「小さいころは、ほんとに毎日ケンカしていました(笑)」と齋藤さんは振り返ります。
おもちゃの取り合いから、服の色まで。どんな小さなことでも火花が散ったそうです。
「写真では仲良く見えるけど、裏では“ケンカの合間の一枚”って感じでした」と笑います。
それでも、齋藤さんにとって妹さんはいつもそばにいる大切な存在でした。
関係が変わったのは、子どもが生まれたとき
“あの頃”とは違う空気を感じたのは、齋藤さんが母親になったときでした。
「出産をきっかけに、妹がすごく大人になったなって思いました。少しのことじゃ怒らなくなって、落ち着いて受け止めてくれるようになって」
かつては言い合いばかりだった二人が、今では互いに支え合う関係に変わっていったのです。
“穏やかになった妹”に感じた、やさしさの成長
妹さんの成長を感じる瞬間は、日常の中に何気なく訪れます。
「以前なら軽く言い返してきたような場面でも、今は笑って流してくれる。その余裕ややさしさを見ると、すごくほっこりします」
あの頃のケンカは、きっとお互いを理解するための時間だったのかもしれません。
これからは“家族ぐるみで女子旅を”姉の願い
今では家族ぐるみで出かけることも多いという姉妹。
「娘が大きくなったら、3人で女子旅に行きたいです」と齋藤さんは笑顔で話します。
幼い頃のケンカも、今では懐かしい思い出に。
姉妹の絆は、時間をかけてやわらかく深まりながら、次の世代へとつながっていきます。
