抱っこして寝かしつけても、ベッドに置くと泣いてしまう赤ちゃん。
この「背中スイッチ」と呼ばれる現象を、長男くんが自由研究としてまとめました。
ママ(@runatink)さんが、自由研究の一部を撮影した写真をXに投稿すると「将来有望すぎる」「金賞あげたい」「発想力すごい」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
ママさんに話を聞きました。
寝かしつけの上手な長男くん。でも「置くと泣くんだよね…」
夏休み期間、生後2ヶ月の三男くんの寝かしつけを担当していた長男くん。
ママさんは「熟睡のサインがわかるようになり、家族で一番上手に寝かしつけができるようになった」と話します。

しかし「完全に寝たと思ったのに置くと泣く」と気づき、ネットで情報を調べつつさまざまな方法を試して研究に発展。夏休みの自由研究としてまとめ始めました。

テーマが決まったことで、ママさんは「彼にしかできない素敵な研究で、思い出にも残るはず」と直感したそうです。

長男くんは、以前は「宿題だから研究する」という感じでしたが「よい研究ができたので宿題として提出する」に変わっていました。
「大好きな弟の世話をしているだけなので、研究というより育児を楽しんでいる様子だった」とママさんは振り返ります。
6つの方法の検証比較の結果は…?
長男くんは「お尻をゆらす」「抱っこ紐やおくるみを使う」など6種類の方法を試し、成功率を比較。
最も効果的だったのは「お腹とお腹をくっつけたまま、お尻から頭の順に置き、モロー反射(赤ちゃんが刺激に反応して、両腕を広げて閉じる無意識の動作)が出た場合は手を添えて抑えつつ、お腹にも手を当てて、抱っこしていた余韻を残す方法」でした。

ママさんは「実際、彼に教えてもらった方法を私が試したら、寝てくれたので感動しました。見ていた彼も嬉しそうでした」と、その効果に驚いたといいます。

まとめでは、ネットで紹介されている方法でも三男くんには合わないものがあったため、個人差を考慮しつつ「抱っこしたまま熟睡させ、その状態を保つことが大切」と結論づけました。
ママさんはサポートとして、パソコンやスマホ、用紙、写真シールを用意し、抱っこ紐やおくるみの使い方を教え、ネットで見つけた方法を紹介したといいます。
自分が褒められているのに三男くんを「凄いねぇ」と…
長男くんは、学校でも先生や友達を手伝う優しい子。
部活からの帰宅後は料理や弟くんたちの世話も率先して行い、宿題は三男くんを寝かしつけたあとに行うほど。
ママさんは「買い物にも付き添い、その間ずっと抱っこしてくれるんです」と明かし「2人の弟も彼のように成長してくれたら」と願っています。

投稿には多くの反響があり、ママさんは「彼のことを褒めてもらえて嬉しかった」と語ります。
長男くんにこれらのコメントを見せると、大いに驚き嬉しそうにしつつも、なぜか三男くんのことを「凄いねぇ」と褒めていたそうです。自由研究への協力の感謝かもしれませんね。
身近な困りごとから生まれたユニークな自由研究は、多くの人に驚きと感動を与えました。
思いやりがあって探究心旺盛な長男くん、これからの成長が楽しみです。
