木でできたイチゴのハニートースト 小6娘が35時間かけて作成した作品に「あまりにも美味しそう」「す、すげえええ!!」「完成度高過ぎるw」

木でできたイチゴのハニートースト 小6娘が35時間かけて作成した作品に「あまりにも美味しそう」「す、すげえええ!!」「完成度高過ぎるw」
ヒバの木材(@yumeBeeさんより提供)

本物のスイーツと見間違えるほどの木工作品が注目を集めています。

たゆたゆさん(@yumeBee)が、35時間かけて作成した娘さんの作品をXに投稿すると「あまりにも美味しそう」「す、すげえええ!!」「完成度高過ぎるw」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

投稿者であるママさんに、その裏側を詳しく聞きました。

パンに始まりパンで終わる物語

娘さんは小学6年生。
地域で行われる「夏休み木工チャレンジ」に小学2年生から参加してきたといいます。

イベントの参加資格が6年生までとのことで、今年が最後の参加となる娘さん。
以前、パンの作品を作った経験から、今年は「〆のデザートを作りたい」と考えていました。

そこで、流行っていたハニートーストに注目。
「パンに始まりパンで終わるのいいね!」という親子の会話から、この作品が誕生しました。

トッピング部分(@yumeBeeさんより提供)

そして完成した作品名は『イチゴのハニートースト』。
まるで本物そっくりのトーストにイチゴとハチミツが添えられ、とても美味しそうです。

硬い木材との格闘と工夫を重ねた35時間

使用したのは“ヒバ”という木材。
目が詰まっており彫刻に向いているものの、硬さや木目のクセによって思うように刃物が進まないこともしばしばあったそうです。

特にルーターのビットが木目に取られてしまうことが多く、娘さんは一度モチベーションを落としたこともありました。

ヒバの木材(@yumeBeeさんより提供)
イチゴのハニートースト(@yumeBeeさんより提供)

しかし“ご褒美のジュース”で気持ちを切り替え、最後まで集中力を保ち35時間かけて完成。
細部まで工夫が凝らされており、パンの表面はバターが染み込んだような質感に仕上がっています。

娘さんも「硬くて大変だったけど頑張ってよかった」と達成感にあふれていたようです。

娘を支える「好き」の力と成長

Xの投稿で、想像以上の反響が寄せられた今回の作品。
ママさんは「たくさんの方と娘の成長を共有できて、そこを褒めていただけたことが母としてとてもありがたい」と綴ります。

普段の娘さんは、学校でも「オモロいですよね」と先生に言われるほどユーモアあふれる性格。
人の心が動く瞬間を敏感にキャッチできる力があり、作品作りにもその感性が活かされていると話します。

今回のイベントでは、今まで工作や木工で得た知識を土台に作成していたという娘さん。
「遊びたい気持ちもあったと思うのですが」と娘さんの気持ちを察しつつ、近くで見守るママさんの姿にも温かさを感じました。

ママさんが願うのは、これからも「好き」を力に変えて歩んでいくこと。
「工作に限らず、これからたくさんの物事に触れて好きを増やして、それを原動力に頑張れる人になってほしい」と願っていました。

こうして娘さんが「好き」を力に変えて挑戦する姿は、家族や周りの人たちにも勇気と希望を与えてくれます。これからもその笑顔と成長を大切にしてほしいですね。

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