今回お話を聞かせてくれたのは、20代の会社員・香織さん(仮名)です。
平日の夕方、香織さんが夕食の準備をしている間、5歳の娘さんがリビングで絵本を読んでいるはずでした。
しかし、ふと気づくとあたりはシンと静まり返っていて、何かがおかしいと感じた香織さん。恐る恐る娘さんの様子をうかがうと、そこには信じられない光景が広がっていました。
おままごとの具材は、まさかの…
「静かだなと思って振り返ったら、娘が冷蔵庫から勝手に取り出した卵で遊んでいて…」と香織さん。
テーブルの上で卵を割り、それを「おままごと」の具材にしていたそうです。
床にはすでに何個か分の生卵が流れていて、娘さんは「スープ作ってるんだよ!」とニコニコ。
「スープって…生卵!?」と香織さんが叫ぶと、娘さんは少ししょんぼり。香織さんは、そのまさかの行動に頭を抱えてしまったそうです。
「卵事件」がもたらした学び
「卵事件」の後、香織さんは床やテーブルの掃除で大騒ぎだったそう。
娘さんは少ししょんぼりしていましたが、香織さんが「今度は本物のスープ一緒に作ろうね」と約束すると、最後には笑顔に。
この一件以来、香織さんの家では、卵や調味料は子どもの手が届かない場所に置くようになったそうです。
また、「本物の料理に使うもの」と「遊び用のままごとセット」をはっきりと分けて、娘さんに説明するようにしたとのこと。この対策が功を奏し、以来、「卵事件」は再発していないそうです。
何気ない日常が、家族の笑い話に
今ではこの「卵事件」は、香織さん一家の笑い話になったそう。
「静かな時はろくなことがないっていうのは本当ですね」と香織さんは苦笑い。
何気ない日常の中の小さなハプニングが、家族の安全について改めて考えるきっかけとなり、温かい思い出として記憶に残るエピソードになったようです。
