バスで…「妊婦アピールするな」マタニティマークを非難する乗客 →まさかの救世主に「心から救われた」「ありがとう」

バスで…「妊婦アピールするな」マタニティマークを非難する乗客 →まさかの救世主に「心から救われた」「ありがとう」

文化や言葉は同じでも、子どもの視点は時に私たち大人に大きな気づきを与えてくれます。そんな中、今回「ハッとした!」と語るのは、20代の女性会社員であるお母さん。

通勤中のバス内で、見知らぬ人からの心ない言葉をかけられた後、小さな子どもたちからの思いやりに触れた心温まるエピソードについて、お母さんにお話を伺いました。

「妊婦アピールするな」心ない言葉に固まる妊婦

現在、妊娠4か月だというサトミさん。先日バスに乗車中、マタニティマークをつけていた彼女の前に座っていた中年男性から「妊婦アピールするな」と小声で言われたそうです。その男性はその後目を閉じ、寝始めたと言いますが、サトミさんはショックと恐怖で固まってしまったと言います。

すると、隣に座っていた5歳くらいの双子の男の子が「マタニティマークだ、お姉ちゃんお腹に赤ちゃんいるの?」と声をかけてくれました。サトミさんが「そうだよ、いるよ」と答えると、男の子の一人が「座っていいよ」と席を譲ってくれたそうです。

サトミさんは、5歳くらいの子がマタニティマークを知っていることに驚き、二人に「どうして知っているの?」と尋ねました。すると、幼稚園でマタニティマークやヘルプマークなど、色々なマークについて勉強したのだと教えてくれたと言います。

子どもたちが教えてくれた「思いやりの心」

子どもたちの純粋な行動に、サトミさんは心から救われたと言います。もしかしたら、子どもたちは中年男性の言葉を聞いていたのかもしれないと感じたそうです。

バス停に着くまで、子どもたちは自分たちの服について話したり、楽しそうに話しかけてくれたと言います。バスを降りる際、「席を譲ってくれてありがとう」と伝えると、子どもたちはハイタッチをして見送ってくれました。

この出来事を経験し、サトミさんは「マタニティマークをつけることは何も怖くない」と思えるようになったと言います。「マークを見て配慮してくれる人は必ずいるので、妊婦だからと委縮せず堂々と我が子を守りたい」と語ってくれました。

勇気を出して、優しさの輪を広げたい

この体験をきっかけに、サトミさんの心境に変化があったそうです。

これまでは、年配の方やヘルプマークをつけている人を見かけても、見て見ぬふりをすることが多かったと言います。しかし、子どもたちからの思いやりを受け、「これからは勇気を出して声をかけたい」と思うようになったそうです。

このお話のように、通勤中の電車やバス内で「ハッとした」エピソードはありますか?

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