元カレ「もう少し顔が良かったらな…」→その後、垢抜けを目指した37歳女性。50歳になった姿に「どんどん綺麗に」「若返って洗練されていく」

元カレ「もう少し顔が良かったらな…」→その後、垢抜けを目指した37歳女性。50歳になった姿に「どんどん綺麗に」「若返って洗練されていく」

もっとキレイになりたいと思うのは自然なこと。ただ、何から始めればいいのか迷う人も多いかもしれません。櫻田こずえ(@kozue_sewing)さんが、37歳から垢抜けを目指した結果をInstagramに投稿すると「若返って洗練されていく」「どんどん綺麗に」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

自身の変化について、櫻田さんに話を聞きました。

行動をしようと思ったきっかけ

37歳のとき、“垢抜けよう”“美人になろう”と行動を始めたきっかけは2つあります。

1つ目は、ブログのネタのためでした。

お小遣い稼ぎに「毛穴ブログ」を書いていた櫻田さん。しかし、ブログが行き詰まり「そうだ!外見コンプレックスの“核心”、ブス撲滅をネタにしよう」と思い立ち「アラフォーですが今さら美人になれますか」というブログを始め、自撮りをアップし始めました。

37歳の頃(@kozue_sewingさんより提供)

また、この頃大きな失恋も経験したといいます。

大好きだった相手に何度も告白して振られ、ようやく付き合えた彼にも「もう少し顔が良かったらな…」と、外見をストレートに否定され、結局振られてしまいました。

「幼少期からあまり可愛くないという自覚はありましたが、開き直って明るく生きてきました。でも、自分の顔を見て、みじめだなと痛感して落ち込んで…。それならいっそネタにして、美人になってブログに書こう、タダでは起きないぞ!と思いました」

美人になるために

垢抜けるためや美人になるために、ファッションやヘアメイク、スタイルアップなど、ありとあらゆる方法を試した櫻田さん。しかし、1番大切だったと思うことは「自撮り」だといいます。

自撮り写真をブログにアップし続けることで、自分を客観的に見ることができるようになりました。
「ブスに見えてしまう原因は、顔立ちではなく、自分の認識です。自分の外見を嫌い、欠点ばかりに目を向けてしまう。鏡や写真を見るたびに『私はかわいそう』と感情的になり、不快な気持ちに支配されて嘆くだけで、行動に移せなくなります」

44歳の頃(@kozue_sewingさんより提供)

隠すだけでは何も変わらず、変われても自分の美しさを認められない。欠点ばかりに目が向き「まだ美しくない、こんな顔イヤだ」と自己否定に陥ってしまいます。

そこで櫻田さんは、何万枚もの自撮りを見ながら「どんなファッションやメイクが似合うか」を分析。やがて「この子を美人にするには?」と、プロデューサー目線で自分を客観視できるようになったといいます。

「キレイに見せるには、まず自分を客観視できることが前提です」と語ってくれました。

また、40代で歯科矯正をしたことも、見た目と気持ちの両面で大きな転機になったそうです。

真のゴールは“自分を好きになること”

櫻田さんの外見コンプレックスの根底には、強い自己否定がありました。
「自分は美しくない」というセルフイメージは、無価値感や罪悪感の表れだったといいます。

外見を変えようと懸命に努力する一方で「どうせ私は美人じゃない」という思いが心に根強く残り、行動との矛盾が広がって心が壊れてしまった時期もあったそうです。

その後、カウンセリングや心理学セミナーを通じて自己否定を手放し、ありのままの自分を受け入れるように。心と行動が一致するようになってから、内面も外見も大きく変わっていきました。

「自己否定をやめ、自己受容=自分を好きになれたことで、格段に生きやすく、自分らしく生きられるようになりました。美人になる努力を通して、人生の課題、真のミッションに向き合えたと感じています」

49歳の頃(@kozue_sewingさんより提供)

垢抜けてきて…

櫻田さんは、ブログでモザイク付きの自撮りを投稿していましたが「真のミッションに向き合い始めた頃、そろそろ顔を出してもいいのでは」と思うようになったといいます。

当時の心情について「誰かにキレイと言われたからではなく、少しずつ自分を見る目が変わり、自己否定が減って、自分にキレイになる許可を出せたのだと思います」と振り返ります。

とはいえ、顔出しの決断には数年かかりました。6年前の写真と見比べて、変化を実感できたことで、自分にGOサインを出せたそうです。

心のあり方も外見の努力も大切で、それが実を結び始めたと感じた瞬間でもありました。

43歳で顔出しを決意(@kozue_sewingさんより提供)

3万枚ほどの写真を振り返ってみて

2012年から撮りためた写真を振り返り「私、すっごい頑張ったなって、褒めてあげたくなりました(笑)」と櫻田さん。
「最初の4、5年は変化がないどころか逆走していたようで、それでも諦めず続けた自分はすごいと思います」と笑います。

中でも印象的だったのは、表情の変化に心の変化が表れていたこと。
不安や自己否定でこわばっていた顔も、45歳頃から自然な笑顔が増えていったといいます。

「自己否定が減って、自分を好きになれたからだと思います」と櫻田さん。

「幼い頃に好きだった洋裁を再開し、以前の自分なら選べなかった“夢のような服”を作って着るようになり、はじけるような笑顔になりました。誰かが決めた美しさ(他人軸)ではなく、自分にとっての美しさ、好き(自分軸)を追求したからこそ、幸せ笑顔になれたのだと思います」

表情豊かに(@kozue_sewingさんより提供)

「キレイになりたい」と思っている方へ

櫻田さんは、同じように「キレイになりたい」と思う方にエールを送ります。
「人は何歳からでもキレイになれます。特に外見にコンプレックスがある人ほど、伸びしろは大きいです。自己否定をやめ、ありのままの自分を受け入れること。私はそれでブスをやめ、自分の美しさを引き出せました」

さらに「キレイになりたいのは、結局は幸せになりたいから。笑顔の幸せ美人は、人の心に届く美しさを放ちます。ブスをやめて、本当に着たかった服を着て、なりたかった自分になり、幸せな笑顔を見せましょう!」と語ってくれました。

何歳からでもキレイになれるという櫻田さんの言葉に、勇気ときっかけをもらった人は多いでしょう。変わりたいと思ったタイミングこそが、変われるときなのかもしれませんね。

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