庭の水はけや雑草の悩みは、多くの人が抱える問題の1つ。ぬかるみに困ったり、草むしりに追われたりと、苦労している人も多いかもしれません。
ちよ(@chiyo_mama_diy)さんが、水はけが悪くなってしまった庭の改善方法について、Instagramに投稿すると「すごい!」「よく頑張りましたね」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
このときの様子について、ちよさんに話を聞きました。
切り株と雑草を抜いたら水はけが悪化
7年前、現在の家に引っ越してきたちよさん一家。当初、庭には23本もの切り株があり、子どもが怪我をする危険性がありました。そこで業者に抜いてもらい、砂利を敷いて対策します。
しかし、切り株や雑草がなくなると雨水が地面に染み込まず、泥まみれになるように。土を足しても改善せず、玄関前まで水が流れ出す状態が続きました。

ゲリラ豪雨で一気に雨が降ったときは、土水が川のように庭から玄関前を通って外に流れ出ていたそうです。
「暗渠排水」と「微生物の力」で改善
“水はけをよくするには”と調べた結果、農地でも使われる「暗渠排水」が効果的と知り、自分にできる方法でチャレンジ。トヨドレンや炭、枝などを埋め、微生物の働きで土壌を改善しました。
「幅8cm・長さ4mのトヨドレンダブルを4〜5本、地中に設置することで地下水位を下げ、草木や花、農作物の根が下に伸びるようにします。深さは40cm。粘土質の土を掘ると、中からパラパラの土が出てきました。掘った溝に15kgの炭を入れ、その上にトヨドレンダブルを設置。さらに枯木、枝、草、竹を重ねて微生物で土を活性化させ、最後に土を戻して完成です」

雑草対策には「ダイカンドラ」
さらに、表土が流れないよう対策を検討しました。芝生はコストがかかるため断念し、安価でグランドカバーに適した「ダイカンドラ」の種を選択。
ちよさんは「表土の土が流れないよう、また、雑草が生えてこないようにダイカンドラの種を蒔きました」と教えてくれました。4月に種まきし、9月末には庭全体に広がったといいます。

全体に広がるまでは、隙間から雑草が生えてくるのを抜いたり、水撒きしたりと手がかかったといいます。

グランドカバーの利点について「土のときは、雨が降ると土が跳ね返って家の壁や花壇が泥まみれだったのですが、グランドカバーのお陰でそれがなくなりました」とちよさん。

また、注意点について、ちよさんは「暗渠排水は、素人が調べてやったことなので、私のやり方があってるのかどうかは保証できません。ダイカンドラは、植えると土がある限り広がります。ブロックや塀がない限り止めることはできません」と伝えてくれました。
今後は家全体を少しずつDIY
現在は息子の部屋をDIY中。今後は自転車小屋やデッキのパーゴラづくり、キッチンや寝室など、家全体を少しずつ整えていく予定です。
「全部終わる頃にはおばあちゃんになっているかもしれませんが、子どもと一緒に過ごせる間に、できることを楽しみたい」と語ってくれました。
住みやすくするために少しずつ手を加えていくDIY。これからもっと愛着のわく、素敵な住まいになっていきそうですね。

