子どもたちが赤ちゃんの頃に着ていたベビー服。大切な思い出がいっぱい詰まった服は、なかなか処分するのが難しいものですね。Xに子どもたちの服をリメイクして作ったこいのぼりの写真が投稿されると、その可愛らしい出来栄えに「可愛くアレンジしてて素敵」「ナイスアイデア」「毎年思い出せるのいい」「愛だなぁ」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
投稿者さんに話を聞きました。
思い出のベビー服を大切に残したい

3人の子育てに追われる日々のなかでも、ハンドメイドを楽しんでいる投稿者さん。
赤ちゃん時代の思い出が詰まったベビー服を大切に保管してきましたが、しまい込んでしまうと見る機会がなくなり、実用品にリメイクすれば汚れてしまうかもしれない…。どう残すべきか、長く悩んでいたといいます。
ある日「ベビー服 リメイク」と検索したところ、こいのぼりにリメイクするアイデアを発見しました。
参考作品はシンプルなデザインでしたが、それをヒントに、1枚1枚立体的に仕立てるウロコのアイデアを考案。柄の異なるベビー服でもチグハグにならないよう、全体のバランスにも工夫を凝らしました。
こだわりが詰まったこいのぼり
こいのぼりの制作にかけたのは約5日間。毎朝5時に起き、子どもたちが起きる7時頃までの静かな時間や、保育園に通っている間に作業を進めたそうです。
「ちょうど慣らし保育中で少し時間に余裕があり、集中して取り組めました」と話します。
制作でこだわったのは、刺繍部分を活かすこと。見せたい柄がきれいに映えるよう、ウロコを1枚1枚丁寧に縫い上げ、色味の統一感にも配慮して、全体のバランスを整えました。
ほっこりと可愛らしく、インテリアにもぴったりな雰囲気に仕上がったこいのぼり。
子どもたちの反応は「鯉のぼりがなかったから嬉しい~」「かわいい!」と好評だったそうです。
ぬくもりと愛情あふれるハンドメイドの魅力を発信
子どもたちのお揃い服を作ったときに使用した皺のつきにくい生地が気に入り、自身のブラウスも作りたいと思っているそうですが、ついつい後回しにしてしまうのだとか。
子どもたちにお揃いの服を作ったり、着られなくなった服を活用したりと、使わなくなった物に新しい息吹を吹き込み、大切にしている投稿者さん。
Instagramのアカウントcoccola_kidsでは、ベビー服リメイクのアカウントを運営しており、ミシンが苦手な方でも作れるようベビー服こいのぼりのキットも制作しています。
安くて可愛いものがリーズナブルに手に入りやすい時代でも、大切なものは受け継いでいきたいもの。真心のこもったハンドメイド作品で、丁寧な暮らしを楽しみ、暮らしの中に小さな幸せを見つけたいですね。
