文化も言葉も異なる海外での生活では、日常の些細なことが大きな驚きに繋がることがあります。
今回お話を伺ったのは、イギリス出身で日本在住20代のフリーランス、オリヴィアさん。
オリヴィアさんが日本のコンビニで体験した驚きと、そこから感じた日本の特徴についてご紹介します。
サービスに驚愕
日本に到着して間もなく、オリヴィアさんが街の至る所で見かけるコンビニエンスストアに立ち寄った時のことです。その品揃えの豊富さと、提供しているサービスの多さに、オリヴィアさんは目を丸くしました。
「イギリスのコンビニは、食料品や日用品が中心で、サービスも限られています。でも、日本のコンビニは、ほとんどの店舗が信じられないほどの品揃えで、ホットスナックから雑誌、化粧品まで何でも揃っているんです。その上、ATMや宅配便の受付、公共料金の支払いなど、数え切れないほどのサービスを提供していて、本当にびっくりしました」
その便利さは、オリヴィアさんにとってまさに衝撃的だったようです。
地域住民の生活を支えるコンビニの重要性
様々なサービスを提供する日本のコンビニエンスストアに触れるうちに、オリヴィアさんはその存在が地域住民の生活に深く根ざしていることを理解しました。
「日本では、コンビニは単に買い物をする場所ではなく、周りの住民のより快適な生活をサポートする、とても重要な存在だと知りました。特に地方では、コンビニが一つあるだけで生活が大きく変わるとも聞きました」
その利便性の高さから、コンビニは日本の社会において欠かせないインフラとなっているようです。
ホットスナックの美味しさと店員さんの多忙さに驚き
最初に日本のコンビニで感動したのは、種類豊富なホットスナックだったというオリヴィアさん。しかし、その時一緒にいた友人から、日本のコンビニが提供する多岐にわたるサービスについて淡々と説明を受け、改めてその多機能さに驚いたといいます。
「ホットスナックはどれも美味しそうで、本当に感動しました。でも、友人にATMの使い方や宅配便の受付などを説明された時、『こんなにたくさんのことを、コンビニの店員さんが一人で対応しているのか』と、少し心配にもなりました」
豊富な品揃えとサービスの裏側にある、店員さんの負担も垣間見たようです。
日本のコンビニはまさに「何でも屋さん」、利用する際はマナーを守って
日本での生活を通して、オリヴィアさんは他の外国籍の方々に伝えたい日本の魅力として、コンビニエンスストアの多機能性を挙げました。
「日本のコンビニは、本当に品揃えが豊富で、私の国では見られないような面白い商品もたくさんあるので、ぜひ色々試してほしいです。ただ、慣れないサービスを利用する際は、分からないことがあれば、マナーを守って店員さんに丁寧に尋ねてから使うようにしましょう」
イギリス出身のオリヴィアさんにとって、日本のコンビニエンスストアはまさに「何でも揃う魔法の箱」のような存在です。
その利便性を享受する際には、感謝の気持ちとマナーを忘れずに利用することが大切だと語ってくれました。
