子どもの「好き」という純粋な気持ちは、時に大人の想像を超える素晴らしい作品を生み出します。そんな中、今回「嬉しくなりました」と温かい表情で語るのは、30代で公務員として働くお母さん。
工作が大好きだった当時4歳の息子さんが、廃材から作り上げた「まち」のエピソードと、そこに見た確かな成長について、お話を伺いました。
「まちを作りたい!」廃材に命を吹き込む、小さな建築家の挑戦
お母さんによると、息子のダイキくん(仮名)は、当時から工作が大好き。空き箱や使わなくなった紙、段ボールといった「廃材」を見つけては、何時間も黙々と作品作りに没頭する子だったそうです。
「段ボールハウスを作ったり、空き箱で二段重ねの家を作ったり。その発想が面白くて、何より本人が楽しんで作っていました」
そんなある日、ダイキくんは「まちを作りたい!」と宣言。家にある廃材や折り紙をかき集め、小さな建築家のように、また黙々と自分だけの世界の創造を始めました。
意外な几帳面さにパパも感心!トミカが走り出す小さな世界
「もっと町を広げるんだ!」と張り切って制作を進めるダイキくん。しばらくして完成した「まち」を見たお母さんは、嬉しい驚きを感じたと言います。
「第一印象は、『意外に几帳面だな』ということでした。普段から作るのが好きな子でしたが、この作品を見て、少しずつ高度なこともできるようになってきたんだな、と成長を感じました」
その出来栄えに、お父さんも「上手だなぁ」と感心。すぐさまおもちゃ箱から車のおもちゃを取り出してきて、完成したばかりのまちでダイキくんと一緒に遊び始めたそうです。
「好き」をどこまでも。わが子の熱中に母が願うこと
我が子が作り上げた小さな世界と、そこに見て取れる確かな成長。お母さんは「単純に、上手になったなと嬉しくなりました」と、親としての喜びを語ります。
今回の「まち」作りを通して、ダイキくんの「好き」という気持ちが持つパワーを再認識したお母さん。今後の彼に、こんな願いを寄せています。
「これからも、自分の『好き』という気持ちを大切に、とことん熱中できることを見つけていってほしいです。親として、その姿をずっと応援していきたいと思っています」
ダイキくんが廃材から作り上げた「まち」は、決して完璧ではなかったかもしれませんが、彼の「好き」という気持ちと確かな成長が詰まった、家族にとってかけがえのない宝物となりました。
このお話のように、お子さんとのやり取りで「ハッとした」エピソードはありますか?

