フリマアプリでの買い物で、思いがけない掘り出し物に巡り合えると、うれしくなるものです。
「メルカリで着物を買ってしまったが、良い買い物をしてしまったと思う」という一文とともに投稿された着物が、SNSで大きな話題となりました。
一体、どのような投稿だったのでしょうか?投稿者の@chitose_shino.0908さんに話を聞きました。
「木綿・未使用」だけの説明で出品されていた着物
フリマアプリ「メルカリ」で、@chitose_shino.0908さんが同じ出品者から手に入れた着物と羽織。出品時の説明には「木綿であること」「未使用品であること」しか書かれておらず、詳しい情報は分からなかったそうです。
しかし@chitose_shino.0908さんは、木綿であること、その絞り、そして深い色味という特徴から、「もう間違いない」と確信し、購入を決めたとのこと。
投稿には「出品者さんいいんですか!?」「価値が計り知れない」「羨ましいです!」といった声がたくさん寄せられ、大きな反響を呼びました。
その正体は、希少な「紫根染」
@chitose_shino.0908さんによると、この着物と羽織は、紫草(むらさき)の根を使って染める伝統的な染色「紫根染(しこんぞめ)」とみられるそうです。
通常の紫の絞りに比べて色が濃く深いこと、浴衣以外では多くない木綿の絞りであること、祖母から譲り受けた紫根染の帯との比較が、その判断の決め手になったといいます。

気になる購入金額は、羽織が6999円、着物が9499円。紫根染の着物は中古でも10万円以上することが多く、希少性の高い伝統工芸品として扱われているそうです。
原料となるムラサキの根は現在ではごくわずかで、木綿の紫根染もあまり作られていないことから、希少な一枚であることがうかがえます。
着物との出会いが広げた楽しみ
着物を身につけるようになったきっかけは、祖母から着物を譲り受けたことでした。
「譲り受けたからには着られた方が良い」と考えて自分で着られるようになり、着物を選ぶ楽しさに夢中になったとのこと。今では気が向いたときに、特別な用事がなくても袖を通すといいます。
「着物はほぼ唯一無二で、人と被らないのが最高ですね」と語る@chitose_shino.0908さん。
何気なく出会った一枚との縁が、着物のある暮らしを豊かに彩っているようです。
提供元:@chitose_shino.0908さん(Threads)

