ぎっくり腰で寝込んでいた母 →翌朝、高3息子が残した”メッセージとモノ”に…「素敵な息子さん」「泣いちゃいます」

ぎっくり腰で寝込んでいた母 →翌朝、高3息子が残した”メッセージとモノ”に…「素敵な息子さん」「泣いちゃいます」
朝目覚めると息子くんからのメッセージが…(@riiko425さんより提供)

子育てをしていると、ふとした瞬間に「成長したな」と感じたことはありませんか。

@riiko425さんが、朝に息子くんが残したメッセージととあるモノをThreadsに投稿すると「素敵な息子さん」「泣いちゃいます」などのコメントが寄せられ、話題になっています。

@riiko425さんに話を聞きました。

ぎっくり腰の母を思いやる息子

高校3年生の息子くんと中学2年生の娘さんの母である@riiko425さん。ある日、就寝前に生まれて初めてぎっくり腰になってしまいます。痛みはひどく、子どもたちの前でも取り乱すほど。歩くこともままならず、リビングに布団を敷いてもらいようやく眠りました。

メッセージの下にあったのは(@riiko425さんより提供)

痛みはなかなか回復せず、朝方、痛みで目が覚めるとテーブルの上には見慣れぬものが…。

よく見ると息子くんの字で「朝にでもドウゾ」と書かれたメモの下には、ラップで包んだ卵焼きを発見!なんと、息子くんが、家事ができないほどつらそうな@riiko425さんを思いやり、卵焼きを準備してくれていたのです。

息子くんの手作り卵焼き(@riiko425さんより提供)

今まで、1人で夜食を作って食べていることはあっても、作り置いてくれることはなかったという息子くん。思わぬ優しさに触れた@riiko425さんは感激のあまり、メモと卵焼きを写真に残しました。

卵焼きを作った理由とは

小学生の頃から妹さんの世話を兼ねて簡単な料理をしていた息子くん。中学生になると夜食を作るようになり、高校に進学してからは休日の昼ご飯も自分で作るようになったそう。

「主にパスタなどの洋食や炒飯なので和食的なものは見たことがありません」と教えてくれました。

幼少期から料理好きだった息子くん(@riiko425さんより提供)

それでもなぜ卵焼きを作ってくれたのか、息子くんに尋ねると「朝に食べるものがないと母と妹が困るだろう」と考えたとのこと。体調の悪い@riiko425さんを気遣い「卵焼きなら腰が痛くてもこぼさず食べられる」と思ったそうです。

息子くんが作った卵焼きは、普段食べ慣れた@riiko425さんの料理に近いだし巻き卵風。
「きっと味見しながら何度も火加減を調整して巻いてくれたんだろうと思い、胸がいっぱいになった」と@riiko425さんは話します。

卵焼きは切り分けもされており「私のために行動してくれたことがとても嬉しく、感激して泣いてしまいました」と教えてくれました。

家族思いの息子くんへ

幼い頃からとても優しく、妹や家族を思いやり、場の空気を読む子だったという息子くん。思春期に入ってからは、多少ぶっきらぼうになることも多くなりましたが、4歳下の妹さんには変わらず優しいのだそう。

4歳下の妹とよく遊んでくれました(@riiko425さんより提供)

今でも時折、子ども部屋から2人の笑い声が聞こえることもあり「年頃になっても妹を思いやる気持ちは残っている」のだと安心していた@riiko425さん。
「まさか、その優しさを自分が正面から受けると思わず、驚きました」と微笑みます。

遊び疲れて2人ともぐっすり(@riiko425さんより提供)

将来、息子に望むことは「温かな優しさを失くさず、大切にして、人の痛みに寄り添える人でいてほしい」と、@riiko425さんは話してくれました。

ぎっくり腰をきっかけに、改めて息子くんの優しさに触れたという@riiko425さん。
つらかったとは思いますが、思わぬ形で家族の温かさを感じる出来事になりました。

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