子どもにとって、自分のお小遣いは大切な宝物です。しかし、ときには予想外の使い方をすることもあるようで…?
今回は、40代のパパさんから寄せられた、息子さんの深すぎる優しさが詰まった心温まるエピソードをご紹介します。
息子の購入品に驚愕
ある日、パパさんは掃除を手伝ってくれたお礼に小学2年生の息子さんにお小遣いとして1,000円を渡しました。
いつもなら迷わず自分の好きなチョコ系のお菓子を選ぶ息子さん。しかし、なんとこの日買ってきたのは全て妹の好きなスナック菓子でした。

パパさんが袋の中身を見てすぐに気づき、「自分のは?」と聞くと、息子さんは笑って「今日は妹の日」と答えたといいます。
全額を妹のために使った理由
普段は活発で、妹とおもちゃを取り合うことも多いタイプだという息子さん。
そんな息子さんが全額を妹のために使ったのは、妹が風邪気味で元気がなかったからだったそうで「好きなものを買ってあげたかった」とのこと。
さらに、妹が「お菓子が食べたいな」とつぶやいていたのを覚えていたそうです。
この出来事に、パパさんは「普段はケンカばかりの兄妹なので、その言葉に思わず涙が出そうになった」と話します。
そして「1,000円のお菓子以上に、優しさの価値を感じた瞬間でした」と振り返りました。
息子さんの成長に喜びを感じる
その後、ママさんにこのエピソードを共有すると「本当にあの子が?」と驚きながらも感動していたそうです。
妹は嬉しそうにお菓子を食べる一方で、息子さんにも分けていたのだとか。家族全員が穏やかな気持ちになり「優しいお兄ちゃんになったね」と褒めてあげたといいます。
パパさんは息子さんの性格について「根は優しく、人が困っているとすぐ気づいて動ける子」と話します。
「今回の出来事で、思いやりの心がちゃんと育っているんだなと感じました」と、息子さんの成長を喜びました。
お金を自分の欲望ではなく、妹さんを思いやるために使った息子さん。その行動は、物質的な価値を超えた「優しさの価値」を家族全員に教えてくれました。
