野良猫が産んだ子猫を保護して1年。眠っている愛猫が抱えていた“モノ”に「胸がいっぱい」「愛おしすぎました」

野良猫が産んだ子猫を保護して1年。眠っている愛猫が抱えていた“モノ”に「胸がいっぱい」「愛おしすぎました」

ペットが見せる、一見不思議な行動の裏には、飼い主への深い愛情と信頼が隠されていることがあります。
そんな中、今回「愛おしすぎました」と語るのは、40代男性。
ご自身を「メガネ男子」と称する彼が、1歳半になる愛猫の”メガネ愛”に隠された、健気で可愛すぎる理由についてお話を伺いました。

土場で保護された子猫と、メガネ男子の暮らし

お話を伺った男性と、愛猫のソラくんとの出会いは、先輩が経営する会社の土場でした。野良猫が産んだ子猫たちを保護したと聞き、そのうちの一匹を引き取ったのがきっかけです。
一方、飼い主である男性は、家に常時10本以上のメガネを所有する、自他共に認める「メガネ男子」。このメガネが、後にソラくんとの絆を深める、大切なキーアイテムとなります。

飼い主が消えると、メガネを咥えて寄り添う愛猫

ソラくんを飼い始めて半年ほど経った頃、男性は不思議な光景に気づきます。
「家で目を離すと、いつも私のメガネにソラが寄り添っているんです。外出中はもちろん、お風呂に入っているわずかな時間でさえ、私の顔が見えなくなると、必ずメガネを咥えたり、一緒に寝たりしていて。ずっと不思議に思っていました」
まるで、メガネがソラくんにとって、かけがえのない宝物であるかのようでした。

「メガネ=飼い主さん」?愛おしすぎる理由に、さらに溺愛

なぜ、ソラくんはこれほどまでにメガネに執着するのか。その謎に対する男性の推測は、この上なく心温まるものでした。
「毎日、四六時中メガネをかけているので、私がいない時、ソラはメガネのことを”飼い主”だと思っているのかもしれません。メガネが、私の代わりになっているんでしょうね」
寂しがり屋で甘えん坊な性格であることは分かっていましたが、飼い主の分身であるメガネに寄り添うことで、ひとりの時間の寂しさを紛らわしていたのではないか。そう思い至った時、愛おしさで胸がいっぱいになったと言います。

「もう、愛おしすぎました。もともと溺愛していましたが、この理由に気づいてから、さらに溺愛するようになりましたね」
ソラくんにとって、メガネはただの物ではなく、大好きな飼い主さんの温もりを感じられる、安心の象徴。飼い主さんにとっても、毎日かけるメガネが、愛猫との絆の証となった、素敵なエピソードでした。

このお話のように、ペットがあなただけにみせる、不思議で愛おしい行動はありますか?

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