予期せぬ「おうち時間」が、新たな才能の扉を開くきっかけになることがあります。暇つぶしに始めた趣味が、いつしかプロ級の腕前へと進化し、周りの人々を驚かせ、喜ばせる。そんな物語があります。
そんな中、今回「褒めは最高の努力する原材料です」と力強く語るのは、20代の男子学生、リョウタさん。
コロナ禍をきっかけに始めた料理が、今や友人たちから絶賛され、スキマバイトでスカウトが来るほどの腕前になったという、彼の情熱的な料理道についてお話を伺いました。
きっかけはコロナ禍の暇な時間。料理の沼にハマる
リョウタさんが料理に夢中になった大きなきっかけは、コロナ禍で生まれた膨大な「暇な時間」でした。
「何か没頭できる趣味を探していた時に、料理に出会いました。やればやるほど奥深くて、どんどんハマっていきましたね。気づけば、自然とプロレベルになっていた、という感じです。何事もまずはやってみることが大事だと学びました」
失敗は成長の糧。レシピサイトが創作意欲の源泉に
もちろん、最初から順風満帆だったわけではありません。食材を無駄にしてしまったことは、一度や二度ではなかったと言います。
「でも、それは成長のために仕方のない犠牲だと思っています。失敗してもクヨクヨせず、どうすれば次は上手くいくかを考えて努力し直す。その姿勢が大事だと信じて、とにかく作り続けました」
そんな彼にとっての教科書はレシピサイトでした。美味しそうな料理の写真を見るたびに「これを作ってみたい!」という創作意欲が湧き、それが上達への一番の近道になったと振り返ります。
「お前の料理が食べたい」友人の言葉と、スキマバイトのスカウト
そんなリョウタさんが「これはもう趣味の域を超えたかも」と感じたのは、友人たちからの言葉がきっかけでした。
「『お前の料理が食べたいから、家に呼んでくれ』と、人から求められるようになった時ですね。自分のためだけでなく、誰かのために作る。その瞬間に、趣味が一つ上のステージに上がった気がしました」
その腕前は、スキマバイトアプリなどでスカウトが来るほどに。そして、実際に友人を家に招いて料理を振る舞った際には、「これ、お店で出てくるやつじゃん!」「プロ級だ!」と驚かれ、非常に嬉しい気持ちになったそうです。
「昔は自分が食べるためだけに作っていましたが、今は誰かに『美味しい』と言ってもらいたい、というサービス精神が原動力です。褒めてもらえることが、もっと頑張ろうと思える最高の原材料なんです」
SNSでの発信を通じて、料理好きな仲間と繋がることもあるというリョウタさん。暇つぶしから始まった趣味は、今や彼の人生を豊かにし、人との輪を広げる、かけがえのないものとなっていました。
このお話のように、予期せぬ時間がきっかけで、夢中になれる趣味と出会った経験はありますか?
