子育てを通じて生まれたママ友との関係は、時を経て家族ぐるみの深い絆へと変わることがあります。そんな大切な友人との間柄を、より豊かにしてくれるのが、さりげない心遣いです。
そんな中、今回「さりげなくて素敵だなと思います」と語るのは、47歳の女性会社員の方。
長女の幼稚園時代から続く、ママ友家族との心温まる交流と、その中で感じるスマートな気遣いのエピソードについてお話を伺いました。
集いの場はいつも我が家。家族ぐるみの深いお付き合い
お話を伺った方と、ママ友のマユミさんご家族との付き合いは、長女が幼稚園の頃から。今では家族ぐるみでキャンプに出かけるほど、気心の知れた仲です。
ご自宅が一軒家ということもあり、子どもたちや家族が集まる際の場所は、自然といつも彼女の家になるそうです。週末には、庭でBBQをしたり、お酒を飲んだりと、両家の親たちも一緒に集まって、楽しい時間を過ごしています。
「家の利用料だから」と置いていく、スマートな差し入れ
場所を提供することが多い彼女の家ですが、マユミさんご家族が来る際には、いつも感心させられることがあると言います。
「彼らが遊びに来る時は、いつも飲み物やお菓子などを食べきれないくらいたくさん持ってきてくれるんです。そして、帰る時には必ず余った分を置いていってくれます」
その際に、マユミさんが笑顔で添える言葉が、「家の利用料だから!」という一言。そのさりげなさが、とても素敵だと彼女は感じています。
相手に気を使わせない、最高の思いやり
この「家の利用料」という差し入れの素晴らしい点は、相手に気を遣わせないところにあります。
「もし、毎回箱入りのお菓子やデザートのような大げさな手土産だったら、こちらもかえって気を遣ってしまいます。でも、彼らのやり方は『気にしないでね』という気持ちが伝わってくるようで、本当にスマートだなと思います」
マユミさんの気遣いは、これだけではありません。以前、サプライズで誕生日のお祝いをしたところ、後日、お祝いをしてくれたメンバー全員に、心のこもったお礼のプレゼントを用意してくれたこともあったそうです。
その誠実な人柄に触れ、彼女自身も「どんなことでも、お礼をされて嫌な気持ちになる人はいませんよね。私も何かをしてもらった際には、必ず感謝の気持ちを伝えるように心がけています」と語ります。
マユミさんご家族が見せてくれるスマートな心遣いは、お互いを思いやる気持ちの良い関係を育み、家族ぐるみの友情をさらに深いものにしているようです。
このお話のように、友人との間で交わされた、心温まる気遣いのエピソードはありますか?
