白血病も発症し、自宅付近で動けなくなっている状態から保護され、奇跡的に回復した保護猫、スズくん。保護された当時のボロボロの姿から、現在の美しく幸せそうな姿への劇的な変貌は、多くの人々の心を打ちました。
今回は、そんなスズくんを引き取った「山ぼうしの樹いぬねこの会」(@inu_neko_yamaboushinoki)さんに、当時の反響、スズくんの現在の様子、そして先日虹の橋を渡った先住猫との感動的な絆について話を聞きました。
幸せを届ける天使
当時の投稿への反響は大きく、「ボロボロだった姿から、こんなに綺麗な猫になったことへの驚きや、幸せそうなスズへの祝福の声が沢山ありました」と@inu_neko_yamaboushinokiさん。スズくんは周りの人々を幸せにしてくれる天使であると語ってくれました。
現在、スズくんは交通事故の影響で左脚の硬直があるため、3本足で歩行しており、おかげで腕と肩がムキムキでたくましい一面を見せます。排泄のコントロールが難しいためオムツをつけていますが、飼い主さんを後追いしたり、帰宅時には飛ぶように走ってお出迎えしてくれるなど、愛嬌たっぷりだそうです。

亡き親友との奇跡の絆
スズくんは、飼い主に引き取られ、先住猫と暮らしていました。最初は喧嘩が絶えなかった二匹ですが、やがて心を通わせ、仲良く一緒にお出迎えしてくれる親友同士に。

しかし、先住猫の病状が悪化すると、スズくんは見守るように寄り添いました。そして、先住猫が亡くなった最期の瞬間、なんとスズくんが看取ってくれた様子をペット見守りカメラが捉えていたそうです。飼い主さんは「号泣しました」と、二匹の間にあった深い絆を語ってくれました。
先住猫が亡くなった後、スズくんは数日間部屋中を探し回っており、その寂しさが伝わったといいます。

生きてて良かったと心から思えるように
スズくんは現在、白血病を抱えながらも元気に生活しています。飼い主さんは、先日亡くなった先住猫の分も含めて少しでも長生きしてほしいと願いつつ、ウチに来るまでに、これまで色んな人達に助けてもらってここまで生きてて良かったという気持ちを忘れずに成長してくれたらいいなと、温かい願いを語ってくれました。
多くの人の愛を受け、強い生命力で生きるスズくん。これからも、先住猫との思い出を胸に、幸せな日々を送ってくれることでしょう。

