リサイクルショップに行ってみると、掘り出し物が見つかるかもしれません。
ななえさん(@nanae.2023)が、中古の人形をリメイクしてInstagramに投稿すると「命が吹き込まれた」「センスが素晴らしい」「想像の上をいく可愛さ」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
ななえさん(@nanae.2023)に話を聞きました。
きっかけは娘さんとの人形遊び

動画では、リサイクルショップで購入した人形に新しい浴衣とワンピースを作り、夏らしいお団子ヘアに仕上げ“お団子ちゃん”と名付けています。

ななえさん(@nanae.2023)が人形を好きになったきっかけは、2年前、娘さんが3歳のときにお迎えしたお世話人形。
最初は付属や別売りのドレスで遊んでいましたが、もっと洋服が欲しくなり、自作することに。
サイズアウトした娘さんの服を裁断して、簡単なワンピースを手縫いで作ったといいます。

「完成した洋服を着せたらとても可愛かった」とななえさん(@nanae.2023)。
さらに「娘の服や自作の服だから愛着が湧き、夢中になって何着も作りました」と振り返りました。
その後、投稿で見たシリーズの人形に夢中になり「娘に買い与えつつ、私の方が夢中になりました」と語ります。手縫いに限界を感じ、ミシンを購入して時間があると洋服を作る生活に変わったそう。

「洋服作りを始める前は育児に疲れ、空いた時間は寝るかスマホを見るだけでしたが、新しい趣味で日常が一気に楽しくなりました」と話します。
最初は練習用だったけど…
中古の人形をリメイクするようになったきっかけは、Instagramに投稿されているお洒落な人形たちを見たことからでした。
「どの人形もミニチュアとは思えないほどリアルで、洋服のクオリティが高く魅力的でした。その中には、現代風で柔らかい表情の人形があり、衝撃を受けました。作家さん自らメイクやヘアアレンジをしていて、市販品とは違った魅力があります」とななえさん(@nanae.2023)。
「私もメイクに挑戦したい」と思い、練習用にお手頃価格の中古人形を購入したと教えてくれました。
実際にメイクをすると髪の乱れが気になり、まっすぐで艶のある髪にリメイクする技術も身につけました。

「顔も髪も整え、自作の洋服を着せたら本当に可愛くなりました。どんな人形でも美しくできる無限の可能性を感じました」と当時を振り返ります。
最初は「安いから」と購入した人形も、リメイクするうちに夢中になり、楽しさが増したそうです。
人形のリメイクは“大変よりも楽しい”
子どもの頃から手先が器用で、工作や手芸が好きだったななえさん(@nanae.2023)。
幼少期はぬいぐるみ作りや編み物、大人になってからは動画制作やDIY、イラスト作成に時間を使い「これまでの経験が今の活動につながっていると思います。洋服作りは未経験でしたが、人形と出会い独学で学びました」と語ります。
リメイクの際は「人形らしさを失わず、個性を消さない」ことを大切にしているそう。人形の汚れや姿から物語を想像し、キャラクターに合わせたメイクや髪型、洋服を考えます。
投稿で使う人形について「眼球を変えると私の考える“らしさ”がなくなる」と話すななえさん(@nanae.2023)。
「もともとの顔を変えた時点でそう感じる人もいますが、あくまで私なりの“らしさ”です」と、ご自身のポリシーを語っています。
「リメイクではコンセプトを考える時間がほとんどで、方向性が決まれば制作自体は短時間。すべての過程が楽しく、大変だとはほとんど感じません」と、前向きなコメントを残してくれました。

Instagramで多くの人に見てもらったことで「人形活動にどんどん夢中になり、楽しんで始めた活動にも価値があると感じ始めています」とななえさん(@nanae.2023)。
今後は「どんな個性の人形も可愛く綺麗にできるよう、多ジャンルの洋服作りや技術の習得を続けたいです。SNS投稿も続け、多くの人に元気を届けながら、楽しんで活動していきたい」と語っています。
今後ななえさん(@nanae.2023)がどのような人形を披露してくれるのか、期待が高まりますね。
