過去の自分の姿を振り返ると、さまざまな思いがよみがえってくるものです。その時々の様子が表情や雰囲気に映し出されているのかもしれません。
@inouecoffeeさんが、14歳から45歳の証明写真を並べた様子をInstagramに投稿すると「別人やん」「イケオジ」「若返ってる気がする」などのコメントが寄せられ話題になっています。
これまでの様子について、@inouecoffeeさんに話を聞きました。
31年間の軌跡

@inouecoffeeさんは、中学2年の14歳から45歳までの学生証や免許証の写真を並べてみました。SNSを見ているとき、これまでのすべての免許証を並べているリール動画が流れてきたので、同じようにしてみようと思った@inouecoffeeさん。しかし、若い頃の免許証がなかったといいます。
また、同じ頃にお母さんの遺品整理をしていたところ、学生証がたくさん出てきました。学生証を見て改めてお母さんの愛を感じ、免許証よりも良いかと思い、学生証を利用して動画を作ることに。
十代の頃の@inouecoffeeさんは、アトピーや喘息が酷く、肌の悩みもあったことから、写真を撮られることが苦痛だったといいます。
大人になって肌の悩みがなくなり、異性との交流も増え、ようやく青春を謳歌できるようになったとのこと。「30代では、少しだけ羽目を外してしまい、顔にもその影響が出ていたように感じて、今となっては少し照れくさい思い出です(笑)」と当時の様子について話しています。

@inouecoffeeさんの若い頃はバブル崩壊直後で、まだまだバブルの余韻が残っており、イベントサークルなどで騒いで盛り上がることもありました。当時は、テニスとスキーとゴルフが「3種の神器」といわれ、たまたますべてを幼少期から習っていた@inouecoffeeさんは、インストラクターのバイトをしていたこともあり、モテたのだそうですよ。
大学卒業後も、就職氷河期で良い就職先がなく、サークル時代の人脈を使ってイベント屋をしていた@inouecoffeeさん。遊びの延長のような気持ちで過ごすこともあったといいます。

@inouecoffeeさんの実家は百年続く老舗で、地元の有名私立中学に入学して大学までエスカレーター式で進学しました。卒業後はテニスやスキーのインストラクターをしたり、イベント屋をしたりしており、当時の様子について「傍から見れば苦労知らずで遊び呆けているように見えたでしょう」と語ります。
しかし、コロナの影響で家業が倒産。お母さんは病で急逝し、現在は認知症のお父さんの介護に苦労していると教えてくれました。

投稿には多くのいいねが寄せられました。反響を受けて「多くの方にご覧いただけて、本当に嬉しいです。 様々なご意見もいただきましたが、それだけ多くの方に注目していただけたのだと、とても励みになりました」と@inouecoffeeさん。

「ただ昔の写真を年代順に並べただけなのに、自分のなかでも周りの反響のなかにも、様々な発見や学びがありました。ほかの方々も、是非やってみるとおもしろいと思います」と話していました。
これまでの自分の姿を振り返ると、その時々の思いや出来事がよみがえってくるかもしれませんね。

