年齢を重ねても「やってみたい」という気持ちを大切にする人は魅力的です。
ある日突然、お菓子作りに目覚めたという@maison_otonさんのお父さん。
その進化の過程をInstagramに投稿すると、驚きの上達ぶりに「お店レベル」「努力の結果ですね」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
@maison_otonさんに話を聞きました。
還暦間近のお父さんがドハマリしたものは…
これまでキッチンにすら立ったことがないという投稿者さんのお父さん。
もともと手先が器用で、折り紙やプラモデルを作ることはありましたが、特に熱中している趣味はありませんでした。


ところが還暦を間近に控えたある日、突然お菓子作りに目覚めたのです。
最初はふわふわのスフレパンケーキから始まり、マフィン、スポンジケーキ、シフォンケーキへと、その腕前は着々と進化。

そのこだわりは道具にも表れ、気がつけば調理道具もどんどん増えていきました。
時には、お母さんからアドバイスをもらい、熱心に研究をつづけたお父さん。
試食係の投稿者さんとお母さんの食べるスピードも追いつかないほど、お菓子作りに没頭していきました。
お母さんのひと言をきっかけに
ある日、お父さんのさらなる挑戦が始まりました。きっかけは、お母さんの「カヌレが食べたい」のひと言。
さすがに、高難度な焼き菓子のカヌレを家で作るのは無理だろうと思っていた投稿者さんですが、お父さんは決してあきらめませんでした。

生地の熟成時間や焼くときの時間と温度、型の選定など、来る日も来る日もカヌレについて研究を重ね、ついに渾身のカヌレを完成させたのです。

完成したカヌレは、食感も焼き加減も甘さも完璧で、お店の味のようにおいしかったといいます。
紅茶好きなお母さんは「紅茶とカヌレで至福のおやつタイムができた」と大満足!
うまくできたときは知り合いにもおすそ分けするようになったそうです。
実は、Instagramにお父さんのお菓子作りを投稿していることは、まだお父さんとお母さんには話していない投稿者さん。この投稿に4万6000件もの“いいね”が押されていることを知ったら、とても驚くでしょうね。
お父さんの次の挑戦は?
現在、お父さんはワッフルづくりにハマっています。お父さんは、普通のワッフルではなく、“リエージュワッフル”と呼んでいるそうです。その言葉には、強いこだわりが表れているのかもしれません。

投稿者さんはずっと「マカロンを作ってほしい」と言っていますが「夏は湿気が…」という理由で、まだ作ってもらえていないといいます。
還暦を前に、新しい生きがいを見つけたお父さん。いくつになってもあきらめず、果敢に挑戦する前向きな姿がとても素敵ですね。
