ダイエットや自分磨きを始めるきっかけは、人それぞれ違うもの。ひさな(@hisana_diet)さんが、123kgから66kgになった姿をThreadsに投稿すると「凄すぎて尊敬」「美しい」「努力の結果ですね」などのコメントが寄せられ、話題になっています。
ダイエットの様子について、ひさなさんに話を聞きました。
危機感を覚えダイエットを決意

5年ほど前、ひさなさんの体重は123kgありました。ストレスを食で発散しており、業務用フライドポテト1kgを平らげてすぐ寝るような生活を送っていたそうです。
外出も控え、人混みを避ける日々。体が大きすぎて「隣の人に迷惑をかけるかも」という不安から、映画館なども避けていました。
ひさなさんは「少しでも嫌なことがあるとすぐ食に逃げていました。あの頃は、食べることが自分を守る手段になっていたのかもしれません。今思えば、体だけでなく心も限界でした」と振り返ります。

ある日、両親から「このままじゃ本当に大変なことになるよ」と冗談交じりに言われたひさなさん。その場では笑って受け流したものの、心には深く刺さっていたといいます。
さらに病院でも「病気になっていないのが奇跡。いつ何が起きてもおかしくない」と告げられ「本当に危ないんだ」と実感。初めて「親より先に命を落とすかもしれない」と本気で思いました。

危機感を覚えたひさなさんは「親に迷惑をかけたくない」とダイエットを決意します。
心が折れそうになった停滞期
ダイエットをする際に1番大変だったのは「停滞期」だというひさなさん。
「がんばっているのに、体重がびくともしない…。努力しても結果が出ず、何度も心が折れそうになりました」と教えてくれました。
体調を崩して少しダイエットをお休みしたあとは、1年以上の停滞期に突入したことも。そんなときは、焦ってしまい「2週間に1回のご褒美デー」と言い訳しながらたくさん食べていました。
「今思えばそれは、完全に“減っては戻る”の無限ループでした」と話しています。

さまざまな方法を試しても思うように成果が出ず、ひさなさんはダイエットに詳しい人に相談。食事や生活習慣を見直したことで、少しずつ再び前に進み始めたそうです。
「このときに学んだのは『ひとりで抱え込まないこと』と『完璧を目指さないこと』です。止まったときこそ立ち止まって深呼吸し、頑張りすぎず“続けられる形”に変えていくことが大切だと感じました」と話しています。
無理をしないでできることを
ダイエット中にひさなさんが意識していたのは「無理のない範囲でできることを続ける」こと。123kgあった頃は体を痛めやすく、まずは食事管理と半身浴からスタートしました。
食事ではカロリーだけでなく、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物)も意識。体が慣れてきた100kg以下の頃から、徐々に筋トレを取り入れていきました。
また「心の健康」も大切にしていたそうで「できない日があっても落ち込まず『明日またがんばろ〜』と気楽に続けるのがコツ」と話します。

今後は「バルクアップ(増量)」にも挑戦したいとのこと。ずっと「痩せる」ことに集中してきたからこそ「体を育てる」経験もしてみたいといいます。
ひさなさんは「体重を減らすだけでなく、メリハリのある引き締まった体型と、健康的な体の中身も大切にしたい」と目標を語ってくれました。
健康的に理想の姿に近付けていくのは大切なこと。ダイエットには、人によって合う・合わないもあるので、自分に合った方法で無理なく続けられるといいですね。

